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パチスロ「パネルが違えば中身も違う…!?」~4号機名機伝説~ チェリーバー編Part3【アニマルかつみの回胴青春時代Vol.69】

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 待ちに待った初の新基準パチスロ4号機ということで、各方面より多大なる注目を集めて登場した『チェリーバー』。しかし、ホールに導入されてからの評価は、決して芳しいものではなかった。

 例の「基板改修・再封印」によって従来からの裏モノは多くが淘汰された。しかし、新たな勢力が続々と登場したことで、巷のホールでは激しい連チャン性を持つ旧基準3号機の裏モノが、まだまだ圧倒的な勢力と人気を誇っていた。

 そんな中、ドノーマルでなおかつ中途半端なA‐Cスペックで登場したものだから、はじめは物珍しさで飛びついた客も、「やたらコイン持ちがいいだけで当りも重いし退屈だ」と離れていってしまうのであった。

 まぁ、かつての4号機から5号機への移行期も、そして5号機から6号機への移行期であるいまもそうだが、スペックの高い旧基準機が残っている間は、スペックダウンした新基準のウケが悪いのは仕方のないことである。

 さて、デビューから数ヶ月が経った頃、そんな『チェリーバー』に関する不穏な噂が、業界内のどこかしらから聞こえてきた。

「新たに販売される黄色パネルのヤツは、どうやら連チャンバージョンらしい」

 前にも同じような話があった。そう、『コンチネンタルⅡ』の「青いパネルは連チャンバージョン説」である。

 駆け出しだった自分がページ担当を任され、幾度となくデータ取りをしたのだが、結果からいうと空振り、つまりは完全なるガセネタだった。

 その時のいやな思い出が蘇ってきたのだが、火の無いところになんとやら。またしても担当を任され、実戦検証を行うこととなった。

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当時担当した黄パネルVer.の実戦検証記事


 結果は、いわずもがな。「青コンチⅡ」と同様、またしても空振りを喰らってしまったのである。

 いったい、どこの誰がこんな噂を流したのだろう。まぁ、それだけ当時は、まだまだ「連チャン機」に対するニーズが高かったということだろう。

 そして、黄パネル騒動から数ヶ月が経った頃、ついにホンモノの連チャンバージョンが首都圏を中心に出現する。

 例によって複数のバージョンが存在したようだが、在りし日の『コンチネンタル』を彷彿されるビッグオンリーの連打の応酬は、例のフラッシュ告知の効果もあって、爽快極まるものだった。

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 ところで、4号機からは日電協の規定(内規)により、CPUにセキュリティを向上させたLEテック社の「ワンチップ」を使うことになっていた。

 文字通りこれは、CPUとRAMが一体化したもので、2号機や3号機で蔓延した注射など不正改造に対するガードは完璧、つまり「4号機は裏モノ化できない」とされていた。

 ところが、『チェリーバー』はあっさり裏モノ化した。なぜなのだろう。理由は他でもない。『チェリーバー』をリリースした時点でメーカーのエレクトロコイン・ジャパン社は日電協非加盟で、ワンチップを搭載していなかったからだ。

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チェリーバーの基板。3号機までと同様、各チップが独立しており、また封印もメーカー独自のものとなっている。


 そもそも、件のワンチップにしたって、結果からいうとあっさりガードを破られ、4号機時代も半ばになると、3号機時代と変わらず裏モノが氾濫することとなった。

 ノーマルでは売れない台を売るためには、手段を選ばない。対策がされると、「業者」はその技術力をもって打ち破る。その繰り返しである。結局のところ、いつの時代もイタチごっこなのだ。

(文=アニマルかつみ)

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