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パチスロ「驚愕の7万枚」を史上最強のマシンで達成…

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今回の主役はサミーの4号機『アラジンA』

 今回は先週の2号機初代『アラジン』に続きサミーの4号機『アラジンA』(2002年)を堪能してきました。 

 新たにリリースされる『SアラジンAクラシック』は、このアラジンAのリバイバルなのでより近いのは初代よりも当然コチラということになりますね。

 コイン持ちは最悪でしたがAT『アラジンチャンス』で一世を風靡した人気機種で、前回の記事でも書いたように個人的な相性は本当に最悪でした。なけなしの給与支給日に12万負けを喰らい…途方に暮れたこともあったのです。

 この頃といえば正に爆裂AT全盛期。同時期にはあの初代『ミリオンゴッド』も存在しましたが、本当の意味での一撃性能という部分では史上最強ではないでしょうか。

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 この時期のAT機は今でいうセット継続タイプで、ミリオンゴッドには有名過ぎる最強役である一撃約5000枚のGOD(AT500G)揃いを搭載していましたが、アラジンAにはAT5000Gという前代未聞のATが搭載されていましたからね。

 多くのAT機が純増1Gあたり約10枚程度でしたから単純計算で5万枚が可能…といいたいところですが、アラジンAのATはシングルボーナスの連続でメダルが増加するタイプ。

 したがって、基本である1セット10GのAT中に、シングルボーナスが平均6回くらいは成立する訳です。そうなるとJACゲームも6G分がプラスされるので、1セットあたりの消化も平均16Gくらいになるのです。

 となるとAT5000Gの消化にも約8000Gはかかる訳ですから、実質的には朝イチや少なくとも午前中には引かないと現実的に消化するのは不可能になってしまうのですね。

 が!しかし! 私の後輩が朝からAT5000Gを引いてしまったんですよ。 

 で丸1日中ATな訳ですけど、その消化中にもBIGやRGEボーナスも引くのでもう本当に淡々とメダルが増えていくだけなんですね。後輩は「ひたすら消化ゲームで面白くない」とかいっていたんですが…もうある意味暴言ですよ。

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 もちろん狭き門ではあります。アラチャン中に単チェリーを引くことで突入する可能性のあるスーパーアラチャン。その振り分けに5000Gがあるのですが、振り分けは0.2%ですからね。そうそう滅多に引けるものではありません。

 しかし、後輩は閉店まで打ち切り約7万枚お持ち帰りです。考えられないですよね。

 私自身はそんな事実を知る由もなかったのですが、その後輩から電話がきたんですよ。「7万枚出たから買取所まで付いてきてくれませんか?」「あと帰り道も怖いんで一緒に帰ってくれませんか?」と。とりあえず暇だったので、すぐに向かった次第です。

 すると店に着いて後輩と合った瞬間に「足代です」と2万円もらっちゃいました(笑)。女性や後輩の前では見栄を張ってしまう私も、この時ばかりは遠慮なく頂きましたね。それから一旦後輩の家に帰り財布を整理した後で、街に繰り出して豪遊させて頂きました。

 という訳でアラジンAではマイナス収支で終わった私ですが、この豪遊分で「実質的には勝利!」ということにしておきましょう。本来ならば、この超絶マシンの中身についても触れたかったのですが誌面の関係上…。

 しばらく後には、このアラジンAもミリオンゴッド同様に『射幸心を煽る』社会的不適合機の烙印を押され撤去される事になります。まぁ、そのインパクトは初代を遥かに凌ぐものであり、その伝説が20年ぶりに甦ろうとしていますが果たして?

『SアラジンAクラシック』も、きっとそのアラジンの名に恥じぬマシンであることを願いたいと思います。

(文=電撃しらっち)
<著者プロフィール>
業界歴30年。遊技機販売業など様々な業種を経験し、現在はライターとしての活動にも力を入れている。レトロパチンコ・パチスロの実戦記事や、業界関係者への取材記事も担当。羽根モノや一発台を特集するなど、オールドファンにも響く内容も積極的に作成している。

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