「神速系パチンコ」の先駆けとなった大物…CR創生期の爆裂連チャン機が羽根物に!?

　パチンコ分野で相変わらず稼働は絶好調。大都技研の『P Reゼロから始める異世界生活 鬼がかりver.』や、ビスティ製の『P新世紀エヴァンゲリオン未来への咆哮』は共に平均中古価格も270万円超えを維持している等、その勢いは衰える気配がありません。

『Pフィーバー機動戦士ガンダムユニコーン』も好調ですし、『Pキン肉マン3キン肉星王位争奪編』の導入もスタート。その勢力図がどのように動いていくのかにも注目したいところです。

　それに加え4月には神速系パチンコの先駆けともなった三洋物産『P大工の源さん 超韋駄天』の後継機種である『P大工の源さん 超韋駄天BLACK』もデビュー予定。ますます目が離せないところですね。

　その源さんといえば、CR時代初期に爆裂連チャンで大ヒットした初代『CR大工の源さん』（1996年）が有名です。しかし、実は羽根物が存在したことはご存知でしょうか？　

　大工以外では『そば屋』や『寿司屋』にも転身した源さんですが、2013年には『CRA羽根物 大工の源さん』としてデビューしております。　

■のんびり遊ぶハネモノだが、その中にも一撃性を持たせたタイプ

　デジタルでの直当りを搭載した時短機能搭載。役物からの大当り後には10％、デジタル直当りからは18％の確率で大当り終了後に時短（100回転）突入するので出玉をほとんど減らさずに大当りを狙えます。　

　ラウンド振り分けは4R～11Rで約200個～700個の出玉を獲得可能。時短中の継続率は75％となるため一気に出玉を稼ぐチャンスです。のんびり遊ぶのがハネモノですが、その中にも一撃性を持たせたタイプでした。

　デジタル直当り確率は約1/399と往年のマックスタイプ並み。簡単に当るものではありませんが、役物当りよりも時短突入しやすいという恩恵もあり、『クレーン』、『ベルトコンベアー』、『だるま落とし』等々、伝統のリーチで楽しませてくれます。

　もちろん『かんなちゃん』も大活躍しますし、大当り確定の『全回転リーチ』まであり、ハネモノが苦手な方でも触りやすかったと思います。　

　今回は1時間ほどの遊技で直当りもなく時短にも突入しませんでしたが、ま～短時間ではこんなもんでしょう。しかしながら、一つのコンテンツでパチンコ・パチスロ化されているものは多いですが、加えて羽根物まであるのは珍しいですよね。

　軽く調べてみたところ、『レッドライオン』、『デビルマン』、『ウルトラセブン』、『獣王』などがありました。他にも何かありましたかね？ それにしても源さんは流石です。

　デジパチ全盛の昨今ではリリース自体の少ない羽根物。ホールを賑わしてくれる脇役として、また活躍してくれる日々が訪れてほしいものです。

（文＝電撃しらっち）
<著者プロフィール>
業界歴30年。遊技機販売業など様々な業種を経験し、現在はライターとしての活動にも力を入れている。レトロパチンコ・パチスロの実戦記事や、業界関係者への取材記事も担当。羽根モノや一発台を特集するなど、オールドファンにも響く内容も積極的に作成している。

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