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パチンコ店…年に数回「救急車のお世話」になる原因とは!?

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年に数回「救急車のお世話」になる原因とは!?

 私は長年、パチンコ店の一般正社員として現場ホールに携わっていました。勤務する度に、何かしらの出来事は起こるものです。

 全く同じ日などはありません。良いことばかりでなく、正直大変なことも…今回は後者についてまとめてみました。

 それは年に数回、パチンコ店では救急車のお世話になることがありました。主な対応例は2つです。

 私たち従業員は年に2回の割合で「消防訓練」を行なっていました。近隣の消防署にも申請をして、場合によっては消防署の方々も訓練を視察します。主に店内で火災があったと想定して、実際の119番へ訓練として連絡し、救急対応や避難誘導などをしました。

ひと昔前より演出面が多くなったことが影響?

 パチンコ店で一番多い救急対応は、パチンコを打っているお客様が急に倒れた時でした。症状から「てんかん発作」に近いものがほとんどだったと記憶しております。

 その要因ですが、遊技機の光量によるものでした。年齢層は、若い方から高年齢の方まで幅広かったです。発症したお客様を対応し、すぐに救急車を呼ぶことになります。お客様によっては「呼ばないでほしい」というケースもありましたが、万が一のことを考えて呼ぶ対応はしていました。

 次に多いのは、高年齢層の方々の対応です。持病があったりなど、様々な症状によって遊技中に限らず救急対応することがありました。この場合のお客様は、切迫している状況は少なかったです。お話もできましたし、歩ける方々ばかりでした。

 遊技機光量は、ひと昔前より演出面が多くなったことが影響しています。その面から、打ち手が光量を自身で調節できますが…。

 それを最小にしていても、発症しているのが現実です。何度か同じ症状で救急対応したお客様を覚えておいて、ホール内巡回している時にこちらから声を掛けたりしていました。

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 勤務していた同店では、音量と同じく最小な環境に保つようにしていました。そのために、全台の遊技機裏で調節していたのです。

 また、それを伝えるために什器で販促を作って知らせていました。一部のお客様から調整の要望はありましたが、大きなクレームへの発展はありませんでした。

 遊技機の光量によるてんかん発作にならないためには、次のようなことに気をつけるべきと考えます。

■打つ前に、遊技機にある光量を最小限まで調整する。
■遊技する時間をなるべく区切って、適度に休憩する。
■同じ液晶画面をずっと眺めることがないように、目線をたまにずらしてみる。

 これだけでもかなり防ぐことができます。それでも不安だったり、気分が優れないならば、ためらわずに従業員に伝えた方がいいでしょう。

 近年パチンコ店では、AEDを準備しているところが増えています。また、救命救急の講習を受けているところもあります。何も起きないことが理想ですが、無理をしないで遊技を楽しむことが大事と思います。

(文=四本コーヒー店.)
<筆者プロフィール>
 パチンコ好きが高じて異業種から転職し、長年パチンコ店の一般正社員としてホール現場を見てきた。単にパチンコを打つだけでなく、新規グランドオープンなどの市場調査やレトロ台探訪、のめり込み防止のための依存症考察など様々な遊技関連を日夜追っかけている変態パチンカー。そのため、大御所ライターや遊技機メーカーや周辺機器の幹部、他ホール法人の幹部などとの交流がある。ちなみに「四本」の読み仮名は(よんほん)ではなく(よつもと)である。

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