パチスロ『ミリオンゴッド』を彷彿させる要素も!? 夢のあるスペックを搭載した名機の思い出!!

夢のあるスペックを搭載した名機の思い出!!

　かつて『海人』シリーズなど数々の沖スロを発売していたメーカー「トリビー」を覚えていますか？

　2006年にサミーと技術協力関係を結び『怪盗天使ツインエンジェル』を発売したことで状況が一変。『革命戦士長州力』や『電撃ネットワーク』など多くのタイアップ機を発売していたのです。

　サミーとの協力関係が終わった2009年からは「萌え系」のパチスロ機を次々に発売。のぞき穴液晶を搭載し話題を呼んだ『がんばれ満月姫』や終わらないARTを搭載した『残機尽きるまで私は戦う』などの機種を発表しています。

　この「満月姫」や「残機尽きるまで」は一部のパチスロユーザーから高い評価を受けていたのですが、残念ながら売り上げが伸びず…結果トリビーは業務終了に至ってしまいました。

　大好きだった『スーパーマジカルセブン』もその1つ。熱狂的なファンが多かったのですが、設置店舗は伸び悩みました。まぁ私も熱狂的なファンの1人なのですが…。

■ゴッド？ リオ？ インスパイアが強いんじゃ！

　まず目につくのはリールの図柄。「DREAM RUSH」と書かれているBAR図柄と黄・青・赤・緑の7図柄が並んでいて、気のせいかもしれませんがまるで『ミリオンゴッド』シリーズのように見えるのです。…今でも気のせいだと思っています。

　さらに下パネルには赤い髪をした可愛らしい女の子がいるのですが…この女の子がどうも既視感があるんです。多分『スーパーブラックジャック』シリーズに登場する彼女に似ているような？…個人的な感想ですよ。

　ゲーム性はというと、本機はボーナス非搭載のART機。純増枚数約2枚のナビ回数管理ART「ドリームラッシュ」を搭載。通常時のCZからART当選を狙います。

　ART「ドリームラッシュ」のナビ回数は20(約120枚)or50(約300枚)or80回(約480枚)の3種類のみですが、消化中に押し順成功でナビ回数上乗せとなる「押し順チャレンジ」やリプレイ10連続でナビ回数上乗せ確定となる「リプレイチャレンジ」なども存在します。

　通常時のCZへはチャンスリプレイの成立で突入するのですが、このチャンスリプレイが約1/25という確率で成立するため結構な頻度でCZへ突入します。少ない投資枚数でARTを目指すことができるのです。

　また滞在モードによって「天国ループ」も存在し、最高70％のループともなれば獲得平均枚数はなんと2000枚オーバー…まさに夢のあるスペックでした。

「遊びやすく、爆発力もある」そんな機種でしたが…どうして人気出なかったんだろうなー？

(文＝いかするめ）
<著者プロフィール>
　パチンコ・パチスロ共にプレイするヘビーユーザー。バラエティコーナーに設置された機種やマニアック台を好んで遊技している。NET、平和の機種が好きでお気に入りは『アカネ55』と『CRぱちんこRio2 RainbowRoad』。アニメ系・萌え系台が好きなのに相性がよくないことが最大の悩み。

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