パチンコ「右2000発or3000発」ループをライトミドルで実現！ その爆裂性でP機の歴史に1ページを刻む!!

大都技研が生んだ人気タイトル

　パチスロの歴史に1ページを刻んだ人気タイトル『押忍!番長』。卓越した演出と1G連や128G以内の引き戻しなど瞬発力に優れた出玉性で一時代を築いた大都技研の看板マシンとして知られている。

　その『番長』はパチンコP機でも新たな1ページを加えた。『P押忍!番長2』である。大当り確率が1/239.2～1/149.6の6段階で構成された同社初の設定付きパチンコとして登場したが、特筆すべきはゲーム性と出玉性能である。

　50％をクリアすれば大きな出玉にありつけるオーソドックスな1種2種混合タイプの形式だが、その内情は非常に特殊。まず初当り。ここで7図柄揃いとなる「番長ボーナスEX」を引き当てれば1500発以上の出玉を獲得することができるのである。

　いまでこそ初当り3000発の機種が存在するが、大概が3ラウンドとか5ラウンドだった当時では破格の初当りボリュームを実現。マックス3000発も期待できる、初手から激アツのゲーム性となっている。

　大当り終了後は「頂CHARGE」が発生。右打ち中により保留を4つ貯め、それぞれに抽選演出が展開していく。ジャッジ演出（頂JUDGE）では轟・薫・操の3パターンを用意。轟はライバルたちとの対決が発生するバトル形式、薫は開眼すれば大当りとなる一発告知、操の場合はテンパイ図柄の数によって期待度が変化する演出タイプになる。

大当りすれば破格の出玉を手にできる!?

　ここで大当りすれば約2000or3000発の出玉をゲット。赤7当りなら10ラウンド×2回、青7当りの場合は10ラウンド×3回となっている。さらに、4000発以上の出玉が約束される「絶頂RUSH」という爆裂フラグも存在。ライトミドルタイプとしては別格の破壊力が装備されているのである。

　ただ、右打ち中の大当り確率は約1/6で右打ち中の連チャン期待度は約50％とループ率はそれほど高くない。とはいえ、2000発や3000発が連続で押し寄せてくる迫力は抜群で、一気に大量出玉を獲得できる瞬発力はパチスロのそれを彷彿とさせる。

　また、一般的には設定付きの場合、設定によって連チャン率が変化することが通例となるパターンが多いが、本機の場合は右打ち中の大当り確率は全設定で共通なので初当りさえ引き当てれば低設定でも大きな出玉を期待できるようになっている。

　そうはいっても最高と最低で1/100近い開きがあるので、設定は高いに越したことはない。「頂JUDGE終了画面」や「大当り終了画面」、「大当り中のBGM福引結果」など設定推測要素に注意しながらプレイしよう。

　ちなみに、待機画面中にOKボタンを押すと当日の大当り履歴が表示されるが、画面背景が銀なら設定2以上の示唆要素が、金なら設定4以上の示唆要素出現が濃厚となっているのでこの機能は有効活用したいところ。

『P押忍!番長2』、2000発、3000発が固まりで襲ってくる魅惑の連チャンや詳細に組み込まれた設定推測要素などパチスロ的要素も色濃いマシンである。

（文=大森町男）
<著者プロフィール>
　羽根物によってパチンコの魅力にとり憑かれ、パチンコ雑誌を製作する編集プロダクションに入社。パチンコに関する記事作りや編集業務に携わる。編集長としてファン雑誌の制作に取り組むなどの経験を活かし、その後は携帯サイトやweb、動画コンテンツなど幅広いパチンコメディアに従事。現在はフリーランスのパチンコライターとして活動。パチMaxを中心に消極的に執筆の場を広げている。

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