サミー「約150億円損失」で倒産の危機も… 業界の大物がパチスロ史上最大級の攻略法について言及
パチスロ史上最大級とも言える攻略法。サミー系マシンの通称「コピー打法」がテレビ朝日系の人気バラエティ番組「しくじり先生 俺みたいになるな!!」で取り上げられたことは、当サイトでも報じた。
パチスロ史上「最大のしくじり」…損失額「約150億円」の大攻略法を紹介したバラエティ番組が話題
150億円もの損失を引き起こし、倒産の危機も…
ただ、放送が12月30日と年末だったこともあってか、この話題を取り上げる媒体は少なかったが、先日、業界の大御所であるヒロシ・ヤング氏が主宰するYouTubeチャンネル「ヤングちゃん、寝る?」が、これについて言及。当時の思い出についても振り返っている。
コピー打法とは、「レバーをゆっくり叩く」ことで、前ゲームのフラグが文字通りコピーできてしまう攻略法。当時はインターネットが普及し始めたこともあり、瞬く間に拡散され、150億円もの損失を引き起こしたサミーは倒産の危機を迎えた。
「そんなもん、ウソに決まっとるやろ!」。このコピー打法を聞いた当初、ヤング氏はこう反応したそうだが、あまりにも周囲が盛り上がっていたことから、翌日、朝イチからホールへ。池袋のパチスロ専門店で『ネコde小判』を打ったところ、「ホントにできる」ことが発覚したという。
この『ネコde小判』はリプレイ3連続入賞でAT突入のチャンスを迎える仕様。ヤング氏はコピー打法を駆使することで4,000枚ほどのコインを獲得し、その後、店を変えて『ハードボイルド2』を打ったそうだ。
この『ハードボイルド2』はAR(アシストリプレイ)とストック機能を搭載したマシンで、ビッグ後の2分の1でARへ突入。150Gor1,000GのAR中に引いたボーナスフラグはストック→AR消化後に放出される仕組みで、ボーナスフラグのストック時は特定演出が発生しやすい。
これを活かして、ヤング氏はAR中のボーナスフラグをコピー。「うわっ、やれるわ!」などと興奮したそうだが、「わりと早くに店員さんに張り付かれた」そうだ。
かつてメーカーは、こういった不祥事を「なかったことにする」のが主流だった。ヤング氏曰く、「一番最初のユニバカ×サミフェスでは、歴代の名機を乗せたやつ(パンフレット)に、爆裂機問題で検定取り消しになった『サラリーマン金太郎』『アラジンA』『ミリオンゴッド』はなかったことになってた」そうだが、今回の件に関しては、「自らのしくじりとして、メーカーが認めて宣伝に利用した」と感心。「体質が変わった」「時代なのかな」とし、「すごいな。いいことだと思う」と続けた。
このほか、当動画では「常連客を優遇する抽選システムの導入」などについても取り上げている。興味のある方は是非ともご覧いただきたい。
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