パチスロ「設定5以上」ゲット!? 5000枚オーバーもあり得るが…

　行列店が苦手だ。優良ホールは連日開店前に長蛇の列ができるが、あまり並びたくないというのが本音である。

　若い番号を引いたら引いたで「早く台を確保しなければ他者に取られてしまうかもしれない」といったプレッシャーがある。また、遅い番号であれば狙い台が取れず、仕方なく座った台が低設定であると悲しくなってしまう。

　勝っても負けても、自分が好きで選んだ台をプレイするに越したことはない。勝てば自分の選択が良かったと思えるし、負けても今日は楽しんだという気持ちが残る。そんなわけで、どんな場合でも適度に空き台のあるホールを多用しがちだ。

そんなホールでの実戦を紹介

　その日は取材が入っていて、設定に期待できるようだった。

　該当ホールは角台であったり末尾であったり、様々な仕掛けを行う傾向がある。諸々考えた結果、最近のお気に入り『デビルメイクライ5』を実戦することにした。

　本機の面白さは特化ゾーン「スペシャルデビルタイム」に集約されているといっても過言ではない。ST方式で上乗せを行うが、レア役でSTリセットであったり、一定ゲーム数消化で特殊上乗せが発生したり様々なドラマが生まれる。

　楽しめる要素は多いが、もちろん高設定を打ちたいのが本音だ。通常時の「エンカウントバトル」で遭遇するモンスターが設定推測のメイン。種類に設定差があり、高設定ほどレアなモンスターが選択されやすい。

　打ち出していくとモンスターの種類が奮わず、最下位の「ヘルカイナ」ばかり選択される。上位モンスターも選択されるが、ヘルカイナが多すぎて低設定の雰囲気が漂ったのだが…。

　疑似ボーナスの終了時に「設定5以上濃厚画面」が出現。エンターライズ系のマシンではお馴染みの「Congratulations!」という文字が眩しい。

　意外であった。設定示唆画面が出現していなければ移動していただろう。設定推測においてモンスターの種類は参考程度にすべきかもしれない。

　このATでは出玉を伸ばすも、もどかしい展開は続く。高設定ほど初当りが早くなるはずだが、中程度のハマりを連発。もしかしたら低設定であれば大負けしていたかもしれない。

　結果は投資460枚、回収1991枚で終了。設定差のある所が奮わず、恩恵を受けた感覚はないがしっかりとプラスにはできた。

　波に乗れれば5000枚オーバーの展開もあったかもしれないが、好きなマシンの高設定を存分に楽しめたので今日は満足としておきたい。

（文=大松）
<著者プロフィール>
　4号機『大花火』でホールデビューし、『パチスロ北斗の拳』でドハマリ。6号機は『パチスロ モンスターハンター:ワールド™』がお気に入り。G&Eビジネススクール卒業後、プログラマーや事務職を経験。現在はライティング業務に従事する傍ら「パチスロガチ勢」として活動中。パチMAXでは主にハイエナ実戦記事や動画レビュー記事を担当。常に攻略情報に注目しており、「6号機でも勝てる」を心情に有益な情報を紹介中。

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