パチンコ中古機400万超えの“異常高値”キッカケで賛否の声が続出!?

今話題の“鬼がかっている”サブスクとは

　みなさん、サブスクってご存知ですか？ 今でこそ浸透しつつあるサービスですが、知らない人のために説明すると、これはサブスクリプションの略で、一定期間利用できる権利に料金を支払うビジネスモデルのこと。昔からお馴染みなのは雑誌の定期購読だけど、最近だとお花や香水のサブスクなんて物もあるんですよ。時代の流れに乗って、とりあえずサブスクって言っときゃいい感も否めませんし、一度契約しちゃえばこっちのモンみたいな気もするんだなぁ。

　私も様々なジャンルのサブスクを利用しているんですが、毎月やってくるシャンプーとトリートメントが使いきれず溜まっていったり、某有名宅配のサブスクで頼んでる食品が消費できなかったり、使いこなせないとサブスクにしている意味がないなーと実感しております。私はどちらかというと、割りと無駄にしがちなタイプなので、サブスクに向いてないな。やっぱ欲しい時に欲しい分だけ買うのが一番いいや。

　とはいえ、サブスクでしか利用できないのであれば、利用せざるを得ないわけでして、今Twitter界隈で話題になっている『P Re:ゼロから始める異世界生活 鬼がかりver.』（大都技研）の再販のレンタルも、一部では「レンタル価格が“鬼がかっている！”」という声が上がるなど、賛否両論を繰り広げています。

　このおかげで、パチンコやスロットの“サブスク化”の流れが注目されていますが、実はひっそり機種のレンタルはやっていたのですよ。レンタルになるのは、人気機種というよりもちょっと導入して良かったら買おうかレベルの機種が多かったので、今回みたく話題にならなかったんですけどね。

　実際、営業マンの友達も「レンタルの機種はだいたいメーカーが売れないと判断した機種だから…あわよくば高稼働して注文殺到したら良いな」と言ってるぐらいでした。

資金力の有無でホール格差が生まれる可能性大…

　今回、ネットで話題になっているリゼロのサブスクは、「料金が高い」「契約は半年縛りで買い取り不可なので、機械を買うより高い」「新たに買うのに抱き合わせ機種がある（継続的に購入しているかどうか）」だそうで、これらの条件が「ハードルが高い」と一部で反感を買っている模様。

　しかし、現在のリゼロの中古価格は400万円超（※7月14日現在）なので、転売されることを考えると仕方ないのかな…なんて思えるし、ホール関係者の方が言うように資金力のあるホールは導入できるけど、経営が厳しいホールの導入は難しく格差が生まれちゃうのも確か。

　まぁ、晴れてレンタルできるホールはデカデカと「リゼロ増台！」というポップをデザインするのだと思います。この業界って、あわよくば抜け駆けしたろ、儲けたろ根性が強く、足並み揃ったところを見たことがほぼないので、これはどうしようもないのかな…なんて見ています。

　ただ、Twitter等でホール関係者の声なり、実際に売っているメーカー営業マンの声が聞けるわけですし、SNSの力もバカにできないので、このままじゃあかんぞ！ なんて立ち上がる人が出てくるといいなーと、他力本願ですが期待している松戸檸檬なのでした。

（文＝松戸檸檬）
<著者プロフィール>
パチンコ発祥の地・名古屋市出身。ファッション誌の編集者になる予定がパチンコ雑誌の編集者になった事がきっかけで、この業界にズブズブと浸かる。編集者の後、フリーライターを経て、開発会社にてグラフィックデザイナーとなる。パチンコ業界の外側から内側まで経験し、業界で稼いだお金はキチッとホールに還元する清く正しきパチンカー。 

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