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パチスロ史上「最大のしくじり」…損失額「約150億円」の大攻略法を紹介したバラエティ番組が話題

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パチスロ史上「最大のしくじり」が話題

 2001年、パチスロ業界を震撼させる攻略法が発覚した。

 その攻略法とは、ロデオやアリストクラートなど、当時のサミー系マシンの不具合を利用した「コピー打法」。その損失額は約150億円とも言われており、週刊誌などでも大々的に取り上げられた。

 2023年12月31日に放送されたテレビ朝日系の人気バラエティ番組「しくじり先生 俺みたいになるな!!」では、そんなサミーのしくじりをピックアップ。ピン芸人の狩野英孝が講師を務め、倒産危機からの大逆転劇をわかりやすく解説した。

 いまや一大エンターテインメント企業であるサミーは元々、豆腐屋だったことで知られている。東京栄養食品から株式会社さとみに社名を変更し、アミューズメント部門を設立。1975年に関連会社としてサミー工業を立ち上げ、東京の板橋に工場を構えた。

 積極進取。「どんな困難や苦難にも積極果敢に、決して諦めずに立ち向かう精神」が同社の社是だそうで、その社是通り、攻めの姿勢で次々と斬新なパチスロを開発。2000年に業界初の液晶搭載機『ゲゲゲの鬼太郎』を製造すると、業界初のAT(アシストタイム)搭載機『ゲゲゲの鬼太郎SP』、業界初のAR(アシストリプレイ)搭載機『ディスクアップ』などもリリースした。

 結果、ヒットを飛ばし続けたサミーは板橋から豊島区にある大きなビルへ移転。当初は数十人だった社員も500人まで増加し、2000年3月期の売上は450億円(うちパチスロが230億円)を超えたという。

この騒動を1週間で収められなければ…

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 ただ、冒頭で述べたしくじりは、そんな絶頂の中で勃発した。「サミーの台。何度も当りが出せるバグがあるって噂だけど、大丈夫?」。とあるサミーの社員が、関係者からこんなことを言われたそうだ。

 半信半疑ながらも実際に試すと、前ゲームのフラグが「そのまま」コピーできることが判明。原因は「電気系統の接触不良」だったそうだが、その攻略法は「ゆっくりとレバーを倒す」といったものだっただけに、社員たちは「そんな打ち方をするやつはいないだろう。ことが大きくなる前になる早で対応しよう」と考えていたという。

 だが運悪く、当時はインターネットが台頭し始めた時代。瞬く間に掲示板で拡散され、「企業のネット炎上」の先駆け的事案となってしまったそうだ。

 これにより、サミーのシマは封鎖が相次ぎ、苦情が殺到。株価も大暴落し、時価総額にして約1,200億円のマイナスを被ってしまったという。

「この騒動を1週間で収められなければ、この会社は終わる」。そんな状況下で頑張ったのが、当時の社員たちだった。総出で全国32万台分の修理部品を6日間で完成させると、32万枚の申請書も作成。社長も全店舗の損害補償として「100億円以上」の投入を決断したそうだ。

 この対応が奏功し、信頼を回復させたものの、大々的にプロモーションをするなど社運を賭けて発売した新台『キングキャメル』は大不発。では、サミーは一体、どのようにして再び大成長を遂げたのか。

 同番組は無料インターネット放送局「ABEMA」で視聴できるので、興味のある方はチェックしていただきたい。

パチmax! 編集部

パチmax! 編集部

パチンコ・パチスロの新台をはじめとした機種情報や、業界・メーカーの最新情報などファンが気になる内容を様々な切り口から発信するニュースサイト。大御所ライターなど著名人のコラムも連載中。

パチンコ・パチスロ情報局「パチmax!」

Twitter:@pachinko_gj

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