パチンコ「理想のRUSH」を実現!! 極上の確変で「20連チャン」の大勝利!!
7セグ。液晶普及前のパチンコ演出を支えた表示方式のひとつである。セグとは分割されたものを意味する「セグメント」の略称で、陸上などのタイム計測器や電卓にも使用されているディスプレイが7つのパーツで構成されていることから7セグと呼ばれている。
その見た目からわかるように、パチンコの演出面において表現力が決して高いとはいえず、単調さを嫌う若者や液晶演出に慣れたファンからは敬遠されがちではあるが、サブカル台探求者の視点でいえば、その潜在能力は図りしれず、大化けする可能性が低くないのである。
しかし、本機『Pゾンビリーバボー』はそんな「7セグだから」といった基準では語ることはできない。面構えを見たまえ。“本物”であることが一目瞭然ではないか。
その前に機種名だ。『ゾンビリーバボー』である。ゾンビと有名TV番組名をもじった駄洒落、いや、開発側にその意図はなく、ゾンビと信じられない様を形容する「アンビリーバブル」を掛け合わせた造語が偶然に似通ってしまった蓋然性も否定できない。このヤロー、ダンカン、ありがとう。
ほかにもツッコ称賛する箇所は枚挙にいとまがない。7セグであるにもかかわらず巨大液晶を搭載しているかのような盤面構成。中央の広いスペースに標準サイズ7セグがポツンと置かれている。これはもはや侘び寂びの極致であろう。
7セグの周りには古典ともいうべき枯れ木に墓の図が描かれ、元号が変わり2020年を間近に迎え、ありとあらゆる模範が示されている中で出典の判然としないゾンビ画像が透過される。いや、これは「ゾンビリーバボー」という名の新種であるのかもしれない。
かように私の審美眼を鋭く突き刺す容貌はまた、内面的な卓越性を投射しているのであった。セリフ演出、心臓ギミックの技工性、光の活用法など刮目すべき点は多々あるが、特に秀逸なのは確変モードとなる「Z-ZONE」である。
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