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パチンコ「魔性の名機」に魅せられたクズ……「狂気の笑い」が青春の1ページにこだまする

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 パチンコ羽根物の娯楽性を決定づける最大のものは、V入賞の多彩さである。イレギュラーパターンが多いほど、神の存在を感じるアクロバティックな様式があればあるほど、羽根物としての価値が上がると私は捉えている。V入賞パターンの多さとはすなわちゲーム性の幅の広さであり、エンターテイメント性の向上であり、倦怠への忌避となる。

 ところが、である。V入賞パターンがおおむねひとつ、それも非常に頑強な入賞ルートゆえに大当り=王道パターンという千篇一律のゲーム性に固定されている。しかし、であるからこそ一度引き合うと悪魔に魅入られたような吸引力で虜にされてしまう機種もある。それが京楽の『お竜さん』だ。

 女性博徒「お竜さん」が振る壺にタイミングよく入賞球がはまるとVゾーンへまっすぐ誘うレールをそのまま下って大当りとなる。役物の構造こそ異なるがコンセプトとしては『たぬ吉くん』なのである。ただ、連チャン性は保有しておらず、V入賞後は1、3、5、7のラウンド振り分けが均等に抽選される。ちなみに、1、3、5はそのまま数字がラウンド数であるが、7は最大となる15Rとなっている。

 正直特筆すべき何物もない、凡庸を絵に書いたような機種であるが、私は本機に「激ハマリ」した。どれほどハマっていたかを明確に示すエピソードがあるので紹介しよう。

 あれは大学1回生だったか2回生だったか、車の新車買っただの、親の高級車乗り回してるだの周りがウェーイを謳歌しているのを他所に、大阪の片田舎で9000円で買ったボロボロの原付バイクでブイブイ言わせていた私は、下宿先の大阪の片田舎で羽根物を打ちまわっていた。

 その日は仕送り前でほとんど持ち合わせがなく、パチンコを打ちたくても打てない状況であった。仕方がないのでおとなしく家でぼやぼやしていようと僅かな生活費を握りしめスーパーに買い出しに行く途中、自動車と軽い接触事故を起こしてしまったのである。進行方向の左側を走っていた私が先の交差点で右折するために指示器を出しながら道路の中央へとバイクを移動させたところ、後ろから直進の車が私の右側に迫ってきたのである。

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