パチンコ「規制緩和」で加速!?  不遇の始まりを迎えたP機……輝ける未来へ

 

 ST継続率が破格の約84.7%ながら右打ち中の最大ラウンド比率が60%と出玉感も兼ね備えたものとなっている。さらに、これまでP機最大の泣き所と見なされてきた出玉速度がCR機と比べても遜色のないほどに改善されているのである。

 この連チャン・出玉感・出玉スピードの三拍子揃った『Pぱちんこ新・必殺仕置人』によって多くのファンに「P機もやれる」との認識を新たにさせ、新時代への幕開けを予感させるに至った。

 これに触発されるかのように、P機市場が動き出し、『必殺仕置人』の二番煎じ、三番煎じに走るといったかつての業界動向を見せることなく、1種2種混合機、小当りRUSH、確変2回ループなど多様なマシン作りに着手し、それぞれに個性的で魅力的な機種を多く市場に導入することになったのである。

 そこへもってきて最近新たな吉報が舞い込んできた。パチンコ遊技機に関する「解釈基準の緩和」として警察庁に対し業界が要望を出しているのである。提出された内容は、「時短回数上限(100回転)の撤廃」「あらかじめ決められた特定図柄や回転数からの時短突入」「確変機における複数のリミット回数の許容」などとなる。

 一時は「天井時短」なるワードがネット上を駆け巡りファンは騒然としたが、一般に想像する「天井」とは異なると公の場で言及され、この噂は立ち消えとなった。しかし、上記の緩和要請は「天井」に勝るとも劣らない事案であり、これが許可されれば、ゲーム性の大幅な向上、機種の多様化、新たな画期的システムの構築など、パチンコがより面白く魅力的なものになること請け合いだ。

 年末商戦の目玉となる『パチンコぱちんこ AKB48 ワン・ツー・スリー!! フェスティバル』や『新世紀エヴァンゲリオン~シト、新生~』の評判も上々で滑り出しは好調だ。来年にはP機最強の出玉性能になると噂のある『Pビッグドリーム2激神』やパチンコ4大キラーコンテンツの一角を担う『花の慶次』が2年ぶりの完全新作としてP機で初登場するなど、直近の話題にも事欠かない。

 P機のこれからに注目である。

(文=大森町男)

 

 

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