パチンコ新台「必ずST」「継続率もMAX約85%」!「名物シリーズ」の最終章が「ユーモアとは何か」と問いかける!!
豊丸にはキャスティングとネーミングの天才がいる。
そのひとつの集大成が『Pほのかとクールポコと、ときどき武藤敬司』である。
『CR平家物語』や『CR江頭2:50』など「やられた!」と思わず仰け反ってしまうようなタイアップ物の数々。そして、度胸と思い切りの良さ。2006年に「やすしきよし」をピックアップしようなどと誰が考えつくのだ。これらの複合体として、ソフト・オン・デマンドとの企業コラボは記憶に新しいところであろう。
そしてキャッチーな機種名がタイアップによりフィーチャーされた素材をより輝かせているのである。くだんの「ソフト・オン・デマンド」も“最新作”と付け加えることによって威力が倍増しているのである。
タイトル方面でいえば『CR男のマグロ一本釣り』や『天上のランプマスター』、『奇跡の電役キャプテンロバート』、『CR嵐のジャンジャン飯店』などぱっと見は意味がわからないが語呂が抜群の作品が並ぶ。『CRダルマゲドン』や『CR GOD AND DEATH』といったダジャレ系も見逃せない。ちなみに後者は「ごっちゃんです」を掛けた相撲をモチーフにした機種である。
さて、本題となる『Pほのかとクールポコと、ときどき武藤敬司』は、キャスティングと組み合わせの意外性、キャッチーなタイトル、意味のわからなさ加減と豊丸的な要素が詰まっていることがその機種名からうかがいしれよう。
この時点で8割がた勝利である。極論、打たなくても良いのではないだろうか。実際「出落ち」感の漂う機種もある。ただ、これは打ち手の資質にも左右され、「面白がれる人」でないと退屈に感じてしまうことも多い。
モデルが休日にチャンスボタンを組み立てる。パトランプで回転する小野まじめ。リーチ中のせんちゃんの表情。細かすぎて面白さが伝わらない選手権なのである。そういった意味では、豊丸の台は打ち込むほど味の出てくる「するめ台」が多いので、そのへんの影響もある。
しかし、本機にはインパクト抜群のわかりやすい要素が存在するので間口は広い。「やっちまったなぁ」と「武藤敬司」。特に前者は出玉に直結するシステムに採用されているので、その重要性が高い。
大当り後、「坊主めくりジャッジ」なる演出が発動し、大当りの種類を決定する。この時、坊主札だと賞球が3個しかない「やっちまったなぁアタッカー」でラウンドを消化しなければならなくなるので、わずかな出玉しか取れないのである。安心してクールポコが大嫌いになれるんですよ~。
そして武藤敬司。言わずと知れた天才プロレスラーは、出てくるだけでも多くのプロレスファンがとりあえず1回打つための惹きになるのである。
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