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パチンコファンのハートを盗んだ「救世主」……業界を代表するヒット作『ルパン三世』初代を特集!!

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 甘デジながらST継続率が90%を超える歴代でもトップクラスの連チャン性が武器となる『Pルパン三世~神々への予告状~甘デジ』が上々のすべりだしを見せている。

『ルパン三世』といえば平和のパチンコを支える屋台骨。シリーズを通しての人気はすさまじく、シリーズ初登場から22年が経過してもファンからの支持は衰え知らずだ。

 そう、初代『CRルパン三世』が登場してからもうすぐ四半世紀が経とうとしているのである。1998年の登場時はパチンコ業界にただならぬインパクトを与えた。折しもパチンコは5回リミッターの暗黒期。2回ループなどの爆裂CR機から続いていたパチンコ熱に冷水を浴びせられ、人気低迷が懸念されていた。そんな時代に現れたヒーローが本機だったのである。

「誰もが知る国民的なアニメがパチンコに」

 このビッグディールが注目を集めたのは当然だが、その後に続く「版権マシン」隆盛への第一歩となったパチンコ史にとっても重要な機種で、販売台数的にも大ヒットを記録した。今でも「初代が一番面白かった」と言ってはばからないオールドファンは多いはず。

 その人気を支えたのが、シンプルにして完成度の高い演出群であろう。予告はわずかに3種類だが、不二子が横切るとチャンスでその時チラリと見える色が黒なら激アツ、ハサミ目からの不二子登場逆転大当り、デジタルが25秒間回りっぱなしになって図柄3つ揃い停止するプレミアム演出など、原作に通底するコンテンツ作りへのアプローチが垣間見える。

 ちなみにスペックは本当に平凡で、メインスペックとなった「K」は大当り確率1/330.5、確変1/2・次回まで継続(5回まで)である。

 ただ、タイトルの大きさからか兄弟機のラインナップが充実していて、この「K」のほかに大当り確率1/315.5の「X」、大当り確率1/296.5の「A」、大当り確率1/230.5で150or100回の時短現金機「R」、同じく時短現金機となる大当り確率1/210で150or80or50回の時短振り分けがある「V」と5タイプが発売された。

 余談だが、このようにラインナップの中に「時短現金機」なるものが2つも組み込まれていることからもわかるように、今では聞き慣れないこのジャンルが当時隆盛を誇っていて、この『CRルパン三世』が登場した1998年は町男的には時短現金機の大当り年だったのである。

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