パチンコ「魅惑のセットタイプ」…波の激しい「タイフーン仕様」で大暴れするスペックも存在!!
3回権利物の決定版『ミルキーバー』。私が溺愛したマシンのひとつである。
図柄の変動に合わせて上下に動く大当り図柄の位置を示す矢印を目で追いながら大当りを祈っていた日々が昨日のように蘇る。
シンプルにしてアツい演出やストーリー仕立ては言い過ぎだが、さまざまに変身していく大当りラウンドなど、演出面での面白さはもちろん、私が『ミルキーバー』にハマった一番の要因は3回セットの出玉性能である。
1回当てれば6000発。ドル箱3箱。ラウンド振り分けもない。連チャンするとかしないとか煩わしさもない。その単純にして明快な力強いアンサーに心酔。この機械を境に、セットモノマシンに魅力を感じるようになったのである。
ただ、権利物の衰退、というよりは連チャン性も多様性もまかなえるデジパチの特需による消去法から来る業界の消極的態度のために、セットモノは他ジャンル同様に市場で活躍する場がなくなっていったのであるが、2005年に救世主が現れたのである。しかもドラム機で。
『CRぱちんこハイサイ』である。これは『CRぱちんこ沖縄』の兄弟機で、メインスペックとなる正道ど真ん中の『沖縄』に対してちょっと変わった仕様を、と登場したマシンとなる。
しかも、この『ハイサイ』はスペック違いの2機種が用意されていた。大当り確率はどちらも1/499で確変突入率100%だが、『ZR』はリミット10回、一方の『VR』はリミット5回と、セット回数に変化が施されているのである。
さらに、セット回数の多い『ZR』は大当り出玉に2or13ラウンドの振り分けがある暴れるタイプ、『VR』は11Ror12Rと平均して約1300発ほどの出玉が取れる安定型とゲーム性が真逆に設計されていた。
特に『ZR』のほうはヤバすぎる。仮に10回全部が一方に偏った場合、1万発以上の差が出るのである。そこまで極端にならなくても、ちょっと2Rが先行しただけでもう発狂モノ。それほどまでに伸る反る感が強烈なのである。
私はたしか13R3回の2R7回で、そっとマイクを置き普通の男の子に戻る決心を固めた「ほんとに1対1かよ」と小倉優子を問い詰めてたものである。ゆうこりんが本機のイメージガールとして起用されていて、近くにポスターが貼ってあったので。
さて、こんなセットモノファンによっては僥倖と呼ばずしてなんとしようというべき、当然舞い降りた希望の光であったが、世間受けはまったくせず、当時ブイブイいわせていた京楽の台にしてすぐに撤去、入替えの対象第一候補として花を咲かせていたといった印象である。
ちなみに同時期、ニューギンから『CR天童よしみ』が登場し、その中のひとつにセットタイプが仕込まれていたらしいのだが、私はまったく知らずに華麗なるスルーを決めていた。情報を見返せば、大当り確率1/341.5で3回セットとかなり『ミルキーバー』に近い仕様ではないか。いやー、これは打ってみたかった。
(文=大森町男)
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