甘デジ「設定1でも84%ループ」を実現!「爆裂レジェンド」正統後継機を再評価!!
ワニワニパニックが復活するという。横並びになった5匹のワニがランダムに出たり入ったりを繰り返すところを布製ハンマーでぶっ叩く例のアレである。どこのゲームセンターにもたいがい設置してあったおなじみの体感型アクションゲーム、その初代復刻バージョンとなる。
パチンコ・パチスロと業種的には隣接しているゲームセンターだが、そっちの事情にとんと疎いので、初代のリメイクがどの程度珍しい現象なのかは皆目わからないが、原点回帰に胸アツなファンも多いだろう。
原点回帰といえば、新興感染症によって起きた中断期間の影響で、「あれ? あの台もう打ったっけ?」「この台、もう導入されてるの?」などパチンコ機種のあれこれがあやふやな感じになり、なかなか困ったちゃんな状況。
なので、原点回帰とは少々ニュアンスが異なるが、一回基本に戻ろうとチョイスしたのが『ぱちんこ ウルトラセブン2 Light Version』である。
P機甘デジを語るうえでのスタンダードであり、基準点ともいえる機械だが、良い機会なので改めて見直し、再度評価を構築しようという趣旨である。
なんか偉そうに言うわりには微妙に二重表現っぽいが、本機の魅力は二重の囲いを突破した先にある連撃性、爆発力にある。それこそ甘デジとはいえ、爆裂機のレジェンド『ウルトラセブン』の正統後継機といえるであろう。
強力な連チャンを生み出す「ウルトラセブンRUSH」は基本的に電サポ大当りからの突入となる。つまり、ヘソで抽選される初当り後に移行する時短モードでの、二度の大当りが最低限必要となる。
その初当り後に移行する時短は40回転。本機は6段階の設定付きなので設定によって引き戻し率が異なるが、おおむね35%前後。全然いける数値なのである。
個人的には突破型の突入率が30%を切ると途端に無理ゲー感が増し、ファーストチャレンジで超えられない場合はよっぽど状況が良くないかぎりはそこで断念してしまう。突破率は「1/3」がひとつの目安となるのである。
そういった意味では本機のスペック設計はバランスが秀逸なのである。突破率はもちろん、設定1でもループ率が約84%と突破の労力に見合う以上のインセンティブといった印象を持つ。