パチンコ店「あわや警察沙汰」のトラブルに!? 「一触即発」…とんでもない「迷惑行為」とは

　すると

「客に向かって指図するんじゃねえ!」 「天井3回も行くなんてあり得ないだろ!」

　とすごい剣幕でまくし立てられ、今にも拳が飛んできそうな勢いでした。

　頭に血が上ってしまった方に何を言っても反感を買ってしまう…そうは分かっていても迷惑行為だけは阻止しなくてはならないのがホール店員の務め。埒が空かないと判断した私は上司を呼んで、他のお客様の迷惑にならないよう若者二人を店の外へ連れ出しました。

　怒りが頂点まで達したお客様への対処法は私の中で二つです。時間をかけて落ち着く頃を見計らって話し合いで解決するか、どうしようもなかったり身の危険を感じた際は警察へ通報するというもの。このどちらかを判断します。

　この時は前者で対応し、私と上司はあの手この手で若者をなだめ続けること約30分、腑に落ちない様子ではありましたが、なんとか説得することに成功しました。

　このように、熱くなり過ぎたお客様に関するトラブルはホール店員をしていた頃は数多くありますし、同僚の中には暴力を振るわれた人もいます。

　パチンコで投資がかさんで熱くなったり、会社や家庭の問題でストレスが溜まっていたり、お客様一人一人に様々な事情があるとは思いますが、ホールや他のお客様に迷惑をかけてしまってはいけません。