パチンコ「夏の思い出」を! コロナ禍に綴る「家パチで夏を感じる」体験記
新型コロナウイルスは、これまでの生活様式はもちろんのこと、日本が誇る四季折々の風情や季節感のある年中行事も破壊していったのである。燦々と輝く太陽の強い日差しが照りつける暑い夏にプールや海水浴といった水と戯れる遊びも、ビービーキュウやビアガーデンのような開放感あふれる会合も行うことがままならない。
もっといえば、お盆時期の故郷への帰省もはばかられるような状況なのである。このままでは今年の夏、思い出として残るのはガリガリ君で当りが出たことくらいになってしまう。胸にcoolべいべー。
そんな寂しい夏にしてはいけないと、777TOWNで「夏」にまつわる機種を打ち、8月の中心でstop the season in the sunを叫びたいのである。
夏といえば南国。それも島が似合う。ここで安易に「沖縄」の連想から『沖海』だろうとあたりをつけるのは素人である。パチンコで南の島国といえば『ジャマイカ』ではないか。ボブ・マリーとマウンテンコーヒーの「二大」を象徴する二段階抽選が激アツの権利物である。
メインデジタルが1/67、サブデジタルが4/11と非常に遊びやすいスペックとカラードットが織りなすスライドリーチとオーロラリーチに心を震わせるのである。一時期狂ったように打ち込んだフェイバリットマシンのひとつ。これは外せない。
今はもうそうでもなくなったが、かつて夏といえば怪談や霊的な恐怖を題材にしたテレビ番組が夏の風物詩としてお茶の間を賑わせた。仲間内で心霊スポットを訪れる肝試しなども過去の遺産であるが、はやり夏といえばホラーであると染み付いている。そう『CRリング~呪いの7日間』である。
西洋のそれとは異なる、間や暗闇、影といった心理的なアプローチで恐怖心を煽るジャパニーズホラーが世界で称賛されたが、藤商事が誇るホラーパチンコも負けてはいない。
落下速度にこだわった不気味な手役物や絶妙な脅かしタイミングで発動する効果音など、「むしろパチンコにそこまでするのなんでや?」と開発者に問い質したくなるほどの恐怖に満ちている。これぞ日本の夏である。
日本の夏といえば、お盆。日本古来の先祖崇拝を体現した宗教的振る舞いは民族としての伝承がそうさせる遺伝子レベルの行事であり法要なのである。法要ということはすなわちお釈迦様の教えであり、つまりは『CRシャカRUSH』なのである。
仏教の開祖であり宗教において絶大な影響力を持つ世界三大宗教の生みの親をパロディするとは神をも恐れぬ奔放な態度であるが、この悪ふざけこそパチンコらしさ。庶民の娯楽の本懐なのである。
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