パチンコ「悲しき名機」たち!?「時代に埋もれた」ライトミドルを再発掘!!
例えば、谷亮子や吉田沙保里が存在しなかったら、女子柔道48キロ級や女子レスリング55キロ級には別のスターが活躍し、まったく別の世界線が構築されていたはずである。このように時間の綾とは時に残酷で、少しのずれで良いものでも埋もれてしまうことがある。
もちろん、パチンコにもこういった時期やタイミングによって「きちんと評価」されなかったり、その「存在すら無視されてしまう」ような機種が生まれてしまう。新型コロナウイルスによって日常が破壊された最近の状況では、そういった現象が特に目立つかもしれない。
そんな埋もれた機種に焦点を当ててみると、なぜだかわらかないがライトミドルの兄弟機が集中している印象である。例を挙げると『P元祖大工の源さん 199ver.』『P13日の金曜日MA』『Pひぐらしのなく頃に~廻~219ver.』『フィーバーバイオハザード リベレーションズ2 1/199』などである。
タイトルだけみれば、どれももっと話題になって良さそうなものであるが、市場の反応はイマイチといった印象である。もしくは、単純にあまり知られていないだけかも知れないので、各機種のスペックを中心にした魅力を取り上げてみようと思う。
まず『P元祖大工の源さん 199ver.』。先に出たミドルタイプの2回ループマシンの兄弟機で、遊びやすい確率でゲーム性を再現された初代源さんの興奮を味わえるのである。
2回ループのツボにはまった時の爆発力を考えれば、なかなかにそそられるスペックなのだが、『韋駄天』に喰われすぎたのである。同じ源さんなら『韋駄天』一択、いまさら2回ループもないだろう。これがユーザーの率直な感想なのかもしれない。
続いて『P13日の金曜日MA』。こちらのミドル2回ループの兄弟機であるが、コンテンツと出玉力が微妙なためか、早々に淘汰された感がある。3ヵ月前に導入されたばかりなのに今では全国で20店舗を割る設置数。稀代の殺人鬼はメーカーにとっての悪夢となってしまったのである。
しかし、こうなるとこうなるで逆に打ちたくなるのがサブカル台ファン。ストレートにダウンサイズされた2回ループのライトミドルマシンと好事家には響きまくるクセのある演出を楽しみたいものである。
次は『Pひぐらしのなく頃に~廻~219ver.』だが、逆『逆シャア』仕様の馬力あるスペックも「だったらミドル打つわ」派が多勢を占めるのか、それほど跳ねない状況か? ほぼ1対1の右打ち中で小ラウンドに偏るとまあまあキツいのもわかる。
ただ、逆を言えば、10ラウンドにハメた時の爆発力に夢があり、それをほぼ1/200でチャレンジできるのは大きな取り柄ではないだろうか。
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