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パチンコ・パチスロ参加人口「過去最低」を記録…業界全体の底上げは急務!?

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 公益財団法人の日本生産性本部余暇総研は8月24日、9月30日発行予定「レジャー白書2020年」の概要を発表した。

 レジャー白書とは全国調査をもとに日本における余暇の実態を受給双方の視点から総合的・時系列的にとりまとめたもの。1977年に創刊され、日本生産性本部からの直接購入のほか、書店やネットでも取り寄せできる。

 今回の調査は、2020年1月~2月までに全国15歳~79歳の男女を対象にインターネットで実施したもの。有効回答数は3,539人としている。

 この調査によると、パチンコ・パチスロの参加人口は前年より60万人減少の890万人。800万人台まで落ち込んだのは、今回が初めてとのことだ。

 市場規模(貸玉料金)は20兆円で、前年比3.4%減。参加率は8.9%で、前年より0.6ポイント減少した。

 その一方、年間平均活動回数は前年より3.2回増の31.7回。年間平均費用も前年より2万1,600円増の10万3,400円となった。ヘビーユーザーの増加が見て取れる。

 2019年の余暇市場は72兆2,940億円で、前年比0.6%増。インバウンド効果により観光・行楽部門が引き続き伸びたほか、スポーツ部門、趣味・創作部門、娯楽部門、観光・行楽部門の4部門すべてでプラスとなった。

 パチンコ・パチスロが属する娯楽部門は、公営競技が好調。特にボートレースと地方競馬が極めて大きく伸びた。反面、パチンコ・パチスロは長年の落ち込みが止まらない状況。近年好調であったゲームセンターもマイナスとなった。

 ちなみに、スポーツ部門(前年比1.4%増)はアウトドア用品、スポーツウエア・シューズ、フィットネスクラブが堅調で、スポーツ観戦は過去最大の市場規模を更新。趣味・創作部門(前年比0.3%増)はコンテンツ配信の伸びが続き、観光・行楽部門(前年比2.4%増)はホテルが引き続き大きく伸び、航空、鉄道、バスも好調を維持した。

 余暇活動の参加上位は、1位が国内観光旅行(避暑、避寒、温泉など)で5,400万人。以下、外食(日常的なものは除く)、読書(仕事、勉強などを除く娯楽としての)、ドライブ、映画(テレビは除く)と続く(それぞれ4,350万人、4,110万人、3,960万人、3,740万人)。

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