パチンコ『シンフォギア2』が業績牽引も…業界のリーディングカンパニー「減収減益」
パチンコ・パチスロ業界大手のSANKYO(東証一部:6417)は11月9日、2021年3月期の第2四半期決算を公表した。
これによると連結業績の売上高は253億3200万円、営業利益は10億8400万円、経常利益は15億8800万円。それぞれ、前年同期と比べて24.4%減、64.8%減、56.0%減となった。
パチンコ機関連事業の主な販売タイトルは、『Pフィーバー戦姫絶唱シンフォギア2』『Pフィーバー真花月2 夜桜バージョン』の2機種で、販売台数は47,000台。売上高は223億円、営業利益は47億円で、67.000台を販売した前年同期と比べてそれぞれ、17.9%減、15.3%減となった。
パチスロ機関連事業はBistyブランドの『シャア専用パチスロ 逆襲の赤い彗星』をリリースし、販売台数は3,000台。売上高は15億円、営業損失13億円で、前年同期700万円の営業利益を大きく下回った(売上高は50.0%減)。
補給機関連事業に関しては、売上高は前年同期比53.8%減の13億円、営業損失は5600万円(前年同期は営業利益1億円)。その他、売上高1億円、営業利益1500万円となった。
同社は、遊技機市場は「緊急事態宣言が解除された5月を底として、稼働状況は回復傾向にある」「これに伴いパーラーの新機種購買意欲は上向きの兆しを見せる」「遊タイムを搭載したいわゆる新解釈基準機の導入が本格化しており、それらに対するファン・パーラーの期待の高まりが見られる」などと分析。
その一方で、「パチスロは、型式試験の適合率が依然として低水準で推移しており、新機種の供給が不十分な状況」とした。
そんな中、同社は「コロナ禍によるパーラーの新機種購買意欲を見極めたうえで販売タイトル数を絞ったことから、例年に比べタイトル数は減少」と説明。「4月に発売した『Pフィーバー戦姫絶唱シンフォギア2』が追加受注をいただくヒットとなり、業績を牽引」とした。
第3四半期以降は既に導入済みの『PフィーバークイーンⅡ』『Pフィーバーゴルゴ13 疾風ver.』などに加えて、『スーパーコンビ7500』や『Pフィーバーアイドルマスター ミリオンライブ!』などを販売予定。
2021年3月期の通気連結業績予想については8月7日の公表と変わらず、売上高735億円、営業利益80億円、経常利益87億円としている。
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