パチンコファンが「高スペック」を望んだ結果に納得!? 同時に願う「コアユーザー」の希望とは

　お餅こねてる？

　2021年が幕を開け、とっくにST「正月タイム」を消化した世間の皆さまはもうすっかり通常モードをこなしていることでしょう。とはいえ、なかなけ抜けないのが年寄りの深酒と正月の休みボケ。

　もちろん、私ものべつ幕なしに食っちゃ寝食っちゃ寝の98％ループを引きずりながら辛うじて最低限の仕事を破綻しないギリギリで回しているような状況です。

　そんなダラダラモードで正月の余韻に浸っていると、ニュース番組から信じられない事件が報道されていました。大分県のパチンコ屋で強盗事件が起こったそうで、これだけだとまあ普通のニュースなんですが、なんと犯人が高校生だというではありませんか。

　凶悪犯罪の低年齢化とか少年犯罪の凶悪化とか社会を斬る気はまったくありませんが、高校生がパチ屋を襲うとは、これも時代ですかね。パチンコ業界のクリーン化、健全化が成功していることの証明でもありますよね。

　私が高校生の頃なんざ、「そもそもそっち側じゃねーの？」みたいな、完全に誤解と偏見ではありますが、近寄りがたい雰囲気とか危ない空気を豊穣に匂わせていた所なので、そこに突撃していくような感じはほとんどなかったとおもいます。

　ただ、外面的なイメージや印象は変わったと同時にパチンコを取り巻く実情も大きく変化し、たとえば負けるとわかっていても足を運んだ正月のホールでゆったりたっぷりのんびりと遊ぶようなことはもう難しく、たとえ1パチでも大きく負けることを許容した上でパチンコを打たなければならないような状況が存在することも確かです。

　これはホールの営業形態の変容もさることながら、機種の性能や特性的にも仕方がないことで、なぜならそれは私たち、打ち手・パチンコファンが高スペックの出玉性能を望んだ結果だからです。

　インターネット上で2020年のパチンコ機種別販売ランキングベスト5なるものを見ましたが、2位が『P大工の源さん超韋駄天』、3位に『P花の慶次～蓮』、ほぼ同率の5位に『P真・北斗無双第3章』と爆発力で鳴らす機種が上位にランクされています。

　販売台数なので、これが即座に人気を示すものではありませんが、やはりパチンコファンに受けるものは連チャンして出玉をいっぱい獲得できる爆裂機。今後もこの状況が変わることはないと思いますが、正月くらいは勝ち負けを気にせずに、時間の許す限りのんびり玉を弾いていたいものです。

　そういった意味では、去年の『PA怪盗おそ松さん』以来、すっかり滞っている羽根物の新機種登場を期待したいですね。『PフィーバータイガーマスクW』『P閃乱カグラ2胸躍る199ver.』『P ROAD TO EDEN』など、興味深い役物が搭載された機種も多くありますし、なんとか最低でも年1ペース、願わくば季節ごとに1機種くらいの感覚で羽根物の新機種が出てほしいところ。

　丑年だけに「牛に引かれて善光寺参り」とありますように！

（文＝大森町男）

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