パチンコ法人の経営する「他業種」について考える。少しでも「生き残ってほしい」と…
今日はパチンコ法人の経営する「他業種」について、お話しさせて頂きたいと思います。
パチンコ店が参入済みの他業種でやはり多いのは同じアミューズメント繋がりのカラオケ店やゲームセンター、飲食店などが代表的なところでしょうか。どれもコロナ禍直撃の業種なので、非常に苦戦を強いられていると思います。
飲食店といえば、一昨年前には最大手マルハンさんの店舗併設の食堂『ごはんどき』の1ヶ月5000円で1日1回ランチを食べられるというメチャクチャお得なサービスも話題となりました。
中にはパチンコ店をターゲットに飲食店やコインランドリー等のフランチャイズ経営を売り込む業者も多く、実際に参入されているパチンコ法人も多く見受けられます。
ここ数年でじわじわと店舗数を伸ばしたカルビ丼で有名な「韓丼」なんかは、その典型でしょうか、お付き合いのある幾つかの店舗からも、案内が来たと相談を受けた事もあります。
そもそも「韓丼」の運営会社自体が、元々パチンコ店を経営する会社でもあるので、積極的にパチンコ店に営業をかけるのは色々な面で心得ている部分もあるからなのかも知れません。
最近ではフィットネスやデイサービスなどへの参入も、よく見受けられるようになりました。その中で展開する多種多様な他業種で、成功している法人も少なくありません。
中にはパチンコ業に精通している強みを活かし、パチンコ機、パチスロ機の設置を売りにするデイサービスも登場しています。パチンコメーカーの豊丸さんが「トレパチ」という福祉向けのパチンコ風レクリエーション機器の販売、リースを始めたのも話題になりました。
逆に本業であるパチンコ店が上手く行かず苦肉の策で始めた大手カフェのフランチャイズ店舗が大当りし、カフェ店舗を複数展開するまでになった法人もあります。
本業のパチンコ営業が好調で余力があるため他業種に参入した時代から、本業だけでは立ち行かなくなり他業種を模索せざるを得なくなった…。これも時代の流れなのでしょうか。
しかしながら「パチンコ店から〇〇業へ参入」というのではなく、「〇〇業からパチンコ店へ参入」というのは、私の知る限り上手くいかなかったケースがほとんどでした。
あくまでも私の地域での話ですが、パチンコ業界が絶好調だった頃に参入した多くの他業種、不動産業、水産業、食肉業、家具屋などからの参入がありましたが全てこの10年くらいで完全撤退してしまったのです。
そして冒頭でも述べましたが、現在のコロナ禍はまだ収まりそうに無くパチンコ店の閉店ラッシュを加速させて行く可能性は否定できないでしょう。パチンコ店や飲食店を展開する法人にとってコロナ禍は正に二重苦、三重苦となり降りかかってきます。
パチンコ店はコロナ感染の危険性がそれほど高くない事が立証され、稼働もまずまず戻りつつありますが飲食店はまだまだ瀕死の状態です。柱として展開する法人は、もう本当に立ち行かなくなっている所もあると思われます。
「パチンコ業1本で行くのか!?」
「それとも他業種に活路を見いだすのか!?」
「ピンチはチャンスでも有ります! どこかに活路はあるはず!」
それが業界のために良いのか悪いのか。私には分かりませんが、少しでも多くのパチンコ店に生き残ってほしいと思うのです。
(文=電撃しらっち)
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