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パチンコ店「大当り消滅」や「メダル“3万枚”放置」など…仰天エピソード満載の「超トラブルメーカー」はこうして生まれた!!

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 4月といえば節目の時期。これから新生活を始める方も多いでしょう。学生さんや新社会人の方々は不安と期待に入り混じった気持ちで過ごしているのではないでしょうか。

 思えば、私がホール店員として新たなスタートをきった時期も4月でした。牧場の従業員からサラリーマン。職を転々とする中で「パチンコに携わる仕事がしたい」という夢を叶えるためにホール店員となったわけでございます。

 その仕事ぶりは、過去のコラムでもご紹介した通り。大当りを消滅させてしまったり、ホールに店舗管理のメダル3万枚を放置して怒られるなど、数々の問題を引き起こして参りました。

 今回は新社会人が誕生する4月にちなんで、そんなトラブルメーカーだった私の新人時代をお話させていただきます。

 その始まりは壮絶…。希望を打ち砕かれる予想外の出来事が次々と起こったのでした。あのまま心が折れていれば、後の仰天エピソードの数々は起こり得なかったでしょう。

 そう考えると複雑な思いも生まれますが。とりあえず、「超トラブルメーカー」誕生のお話を始めさせていただきます。

 私は人生の半分以上をパチンコに捧げてきたので、遊技台に関する知識はそれなりにございます。だからこそホール店員の仕事など「すぐに覚えられるだろう」と軽い気持ちでおりました。

 しかし、そんな私の気持ちは初日から覆されることに…。お客様に呼ばれて「このエラー直して」と言われても解決方法が分かりませんでしたし、接客の経験もゼロなのでお辞儀すらまともにできませんでした。パチンコを知っているだけでは一人で何もできなかったのです。

 本来であれば、最初は先輩スタッフに付いて回って仕事を覚えるのがセオリーだと思います。しかし、私の場合は中途採用ということで即戦力として期待され、一人でホールを巡回させられたのです。先輩スタッフからの「分からない事があったらインカムで聞け」という、私を突き放す一言は印象的でした。

 当然、分からない事だらけなのでインカムを使って「○○が分かりません」と何度も助けを呼ぶ事になりました。そのたびに先輩スタッフが来てくれたのですが、「そんな事もできないのか」「物覚えが悪い」と罵られたのを今でも覚えております。

 そんな私を更に追い詰める出来事が、入社して3日後に訪れました。ホールで使う鍵を貸与されたのですが、数が多すぎて使いこなせなかったのです。大した説明もなく「使って覚えろ」と言われる始末…。

 私を新人として育てるつもりがない。教えるつもりもない。そればかりか「必要ないから辞めろ」と言われているようにも感じました。何も知らない新入社員に何一つ教えないというのは、どう考えても異常です。悲しみと同時に怒りすら込み上げてきました。

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