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パチンコ抜群の安定感で「終日3万発」も余裕!?「100%ST」の王道『初代・黒海』が凱旋!

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 ホットな新台をユーザーの感想を交えつつ掘り下げていくこのコーナー、【激アツ新台実戦JUDGEMENT】。今回のピックアップマシンは、『海物語』シリーズにおけるSTライトミドルの分野に活性化をもたらせた人気ブランドの最新作『P大海物語4スペシャルBLACK』(以下黒海4スペ)だ。

 これまで『大海BLACK』のブランドは、『CR大海BLACK LIGHT』と『CR大海物語4 BLACK』の2機種。大当り確率は1/199.8と同じだが右打ちモードの構成に違いがある。前者のST51回(電サポは50回)に対し、後者はST50回+時短50回の電サポ100回となっている。

 今回登場した『黒海4スペ』は初代を忠実に再現した形となっており、初代『ブラック』ファンを喜ばせている。ご存知のとおり、「CR」を冠する機種は来年1月までに完全撤去が決まっているので、『大海ブラック』の遺伝子を途絶えさせないための導入という側面もあるだろう。

 その意味も含め、現在でも人気のある初代をほぼ完全継承する形でリリースされた本機。『海物語』のなかでも抜群のスペックバランスを誇った初代『大海ブラック』を踏襲しているだけに、ファンの期待は高い。

 ST突入率100%、ST継続率約72%、最大ラウンド(1500発)比率30%と痒いところに手が届く黄金比による格別の安定感でコンスタントに1万~1万5000発を持ち帰れる。状態の良い優秀台なら終日プレイで2万発、3万発も射程圏内とスペック力が光る。

 また、P機になって登場することで気になるのが遊タイムの存在だろう。本機の元となる『P大海物語4スペシャル』には通常時950回転消化で350回の電サポモードが発動する遊タイムが搭載されているが、『黒海4スペ』は遊タイム非搭載。

 初打ちの感想を見る限り、これはファンから英断と受け止められ、「遊タイム付けないのは良い判断」「ありがたい」などといった声が聞かれる。こういった遊タイムへの忌避感はホール側の調整への悪影響を懸念することが出発点となっているが、初代との入れ替えによって長く運用されるだろうし、これから『海』シリーズライトミドルの主力となるだろう本機への期待度の高さの現れでもある。

 一方、演出面では前述のように『P大海物語4スペシャル』の兄弟機ということで、基本的には『P大海物語4スペシャル』の演出が展開されるが、My海カスタム機能を駆使し「ぶるぶるチェンジ」を出現しない設定やブラックパールゾーン中の「予告なし」など、演出をカスタマイズすれば初代の演出的雰囲気を再現することも可能となっている。

 ちなみに、公式の機種ページにはステージごとに演出のアレンジパターン例を示したカスタムワークが掲載されているので、それを参考にさまざまなゲーム性を楽しむのもオススメである。

 ボーダーラインが甘めのスペックと抜群の安定性で長期稼働間違いなしの『P大海物語4スペシャルBLACK』。勝ちたいファンには外せない一台である。

(文=大森町男)

<著者プロフィール>

 羽根物によってパチンコの魅力にとり憑かれ、パチンコ雑誌を製作する編集プロダクションに入社。パチンコに関する記事作りや編集業務に携わる。編集長としてファン雑誌の制作に取り組むなどの経験を活かし、その後は携帯サイトやweb、動画コンテンツなど幅広いパチンコメディアに従事。現在はフリーランスのパチンコライターとして活動。パチMaxを中心に消極的に執筆の場を広げている。

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