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パチンコ「激アツ台」をめぐって「流血事件」へ発展!?【濱マモルの のほほんコラムVol.111~割られた盤面~】

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 どうやら、ホールの入場抽選を受けられる某アプリが有料サービスを始めたらしい。

 月額料金を支払うと、追加で予約が可能なチケットを入手できる、抽選時間が30分短縮されるなどの特典を得られる模様。その月額料金が各種特典に見合うかどうかの判断は人それぞれだし、そもそも、その有料サービスが適切か否かといった話を述べようというわけでもないが、並びなどなし、ホールの入り口で扇状に待ち構えて開店と同時に一気になだれ込んだ時代を知るおじさんとしては、随分とシステムが変化したなぁとしみじみ思うのである。

 もちろん、それによる客同士のトラブルなども日常茶飯事だった。前を走る客の襟首を掴む者、わざと転んで先を行く知人たちに台を確保させる者など様々な愚行も目撃し、酷い時にはエキサイトした客同士がどつき合うなんてこともあった。

 学校をサボって、朝からモーニングを取りにいった日もそうだった。モーニングといっても、この日の狙いは奥村遊機の羽根モノ『ビックリ・ハウス2』。このマシンは、通常ならばクルクルと回り続けて奥へのV入賞を阻止する回転体が、セグに「7」が止まった後のみ回転の変動によって入賞率が大幅アップする仕組みで、電源投入時、即ち朝イチは、そのセグが必ず「7」からスタートする特徴があった。

 よって、朝イチはV入賞の大チャンス。その上、大当り終了後もセグは「7」のままであるから、運が良ければ数百円で打ち止めさせることができたのである。

 ただ、打ち止めと言っても、そのホールの定量は「3,000発」だ。今と違って当時は2.5円交換が主流だったのだが、近隣ホールがクソ店ばかりということもあってか、朝は常に混雑。10台にも満たない設置の羽根モノに20人ほどが押し寄せることもあり、その日も台数以上の客が待機する中で開店時間を迎えた。

 友人とそこそこ早くから到着した我々は、先頭で入店して難なく台を確保できた。羽根に拾われた玉がVに引き寄せられなければセグが回転してしまうため、実質、チャンスは1回。「さぁ行くぞ」と気合いを入れてハンドルを握り始めると、なにやらシマの空気が怪しいことに気が付いた。ポンポンと肩を叩いた友人が指さす方向を見ると、おじさん同士が言い争いをしていたのである。

 おそらく「どっちが先か」といった主張の投げ合いなのだろうが、冷静に考えれば、打ち止めても7,500円相当である。昼から安酒をあおっても釣りが出る金額ではあるものの、いい年した大人がキレるほどのことでもないだろうと眺めていたところ、片方のおじさんが両手で相手を押したのだから、さぁ大変。

 押された相手は激昂して押し返し、結果、2人が着席しようとしていた『ビックリ・ハウス2』に激突、台のガラスが割れて怪我を負い、流血事件へと発展してしまったのであった。

 2人が事務所へ連行され、不幸にも1台が稼働停止となった状況下、アタシは無事に打ち止めさせることができた。その後、別のホールに移動してサミー工業の『キューティーフルーツS』で爆出しした記憶があるが、情けない事件を目の当たりにしてすっかり冷めてしまっただけに、以降、件のホールへ足を踏み入れたことは1回もなし。

 並び順であれ、抽選順であれ、台取りによるトラブルは勘弁願いたいものです。

(文=濱マモル)

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