パチンコ「最強の連チャン機」レベルの衝撃!? 激熱コラボ機『CR餃子の王将M2』

　2009年に豊丸からリリースされた『CR餃子の王将M2』。《え!?　餃子の王将？》当時は驚きと共に、何だか嬉しいような楽しいような気持ちになった方も多かったのではないかと思います。私だけでしょうか？『餃子の王将』と言えば皆さんご存知、大衆中華の全国チェーンですね。

　つい先日も王将で料理のお持ち帰りをしたのですが、9品買って4000円弱。「こんなに安くて大丈夫なのか？」と思ってしまいますが、それでいてしっかり美味しい。王将は低価格でお腹を満たしてくれる正に庶民の味方です。　

　そんな餃子の王将とのタイアップ機がリリースされると聞いた時は、意味もなく妙な高揚感に包まれたことを記憶しております。機種名がストレートに『餃子の王将』そのままというのも何だか笑えました。むしろ、それ以外に名付けようがないような気もしますが。

　コミカルで独創的な機種を多くリリースする豊丸ですが、その独自路線はこの王将から始まったと言えます。それまでは伝統の『コマコマ倶楽部』、『ドラゴン伝説』、『ナナシー』などの後継機種をリリースしつつ、所々にタイアップ機を入れてくるという感じでした。

　しかし、この王将以降その特異な路線は顕著になっていきます。

『悪代官』、『江頭2:50』、『ダルマゲドン』、『ドキドキガールズスポット』、『セクシーフォール』、『豊丸とソフトオンデマンドの最新作』、『ロボゲイシャ』、『今日もカツ丼』等々、個性的な機種を定期的にリリース。その地位を不動のものとし…。

　いやいや違うんです！ 今回はCR餃子の王将にスポットを当てたかったのですがついつい熱くなってしまいました。とりあえず豊丸って、実は色々とスゴいこともやっているんですよ。

　平成初期には最強の連チャン機と言われる『ドンスペシャルB』を世に送り出し爆裂保留玉連チャン機ブームの火付け役となりました。

　ほんの数年前、1/399・MAXタイプの全盛期に主流だった『V－ST機』の走りは豊丸が2011年にリリースした『CRウィッチブレイド』。　以降『CR牙狼-金色になれ』等のヒットにより各社も追随、それからV－STは全盛期を迎えることになります。

　他では福祉事業にも非常に積極的で『トレパチ！』という福祉向けパチンコ風レクリエーション機器の販売及びリース事業も展開しており、パチンコ風機器のみに限らず様々な機器を販売。最近ではコロナ禍における設備や製品などの事業にも着手しています。

　う～む、豊丸って本当に素晴らしいですね…いやいや違うんです！

　もう一度言いますが今回はCR餃子の王将のお話です。しかし初代王将の登場からもう10年以上も経つのですか、早いものです。

　しかし豊丸って何だか応援したくなるメーカーですよね。今後も末永く活躍して頂いて、パチンコ店に活気を与えて頂きたいものです。

　という訳で今回は豊丸について…あれっ!? 何かがおかしい…ですが残りの欄も少なくなって参りましたので、餃子の王将についてはまた3年後くらいに取り上げたいと思います。今回は『おかわりタイム』なしですがご了承ください。　残念！

（文＝電撃しらっち）
<著者プロフィール>
業界歴30年。遊技機販売業など様々な業種を経験し、現在はライターとしての活動にも力を入れている。レトロパチンコ・パチスロの実戦記事や、業界関係者への取材記事も担当。羽根モノや一発台を特集するなど、オールドファンにも響く内容も積極的に作成している。

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