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パチンコ業界に多大な影響を与えた名作…レトロマシン『麻雀物語』

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 今から30年前の1991年、後の業界やパチンコ遊技機に多大な影響を与え、パチンコ史にその名を刻む1台の名機が登場しました。

 それが当時の新要件機第一弾として販売された平和の『麻雀物語』です。

 それまでの7セグやドットマトリックスを用いたデジタルとは明らかに違った業界初となる美麗なフルカラー液晶をまとい、盤面には悩ましい美女の姿が。 

 遊技機の価格がドーン!と上がったのも麻雀物語からでしたが、昨今のよくわからない値上げとは違い、そこにはフルカラー液晶搭載という確固たる理由がありました。

 それからは液晶搭載機がスタンダードとなり、7セグやドットは過去のものとなっていきますが、麻雀物語は液晶だからヒットしたという訳ではありません。

 演出的にも自由度の上がった液晶機でしたが、これというアクション等もなく、リーチも1種類のみのシンプルな作りでした。もちろん予告演出などもありません。

 しかし、大当りしてからがこの麻雀物語の最大の見せ場! 大当りラウンドが開始すると《やさしくしてね》というセリフと共に、ちょっぴり『!!??』なシーンが映し出されます。

 そしてラウンドが進むごとに《あなた強いわね》、《あせっちゃだめ》などと続き、最終ラウンド終了後には《じゃ、またね!》のセリフと同時に衝撃のシーンが…。

 現在では確実にNGとなる演出ですが…これ、ウソのような本当の話です。そしてここからが真骨頂! 約25%で発生する保留玉連チャンです。これに当時のパチンカー達は熱狂!この保留玉連チャンは本当に激アツでした。

 なぜなら保留玉連チャン機は他にもありましたが約25%は他と比べても連チャン率が高めの部類でしたから。保留玉でリーチは高確率で大当りになることからリーチが来れば《脳汁ドバーッ》な訳ですよ。

 当然ながら熱狂的なファンを獲得。大量設置するホールも多くあったのですが、それでも空き台を探しに苦労することもあった程です。

 大当り中も完全に女性ユーザーを軽視した演出ですが、これも時代だったのでしょう。今では女性でも入りやすくなったパチンコ店ですが、当時の女性ユーザーはまだまだ珍しい存在でしたから。

 ちなみにこの大当り演出は、1980年代後半にちょっとしたブームを巻き起こした男心くすぐる麻雀ゲームを意識したものだと言われています。確かに記憶にあるソレとよく似ていますね。

 その後は後継機種も登場し、パチスロ化もされていますがそれは似て非なるものであります。正当な後継機種として呼べるのは、CR機以前の『麻雀物語2』、『雀姫物語』あたりなのかも知れません。

 平和はそれ以降『麻雀』だけにとどまらず『物語』シリーズも多くリリース。 その代表的な機種には『ダービー物語』や『綱取物語』等があり、正に一時代を作り上げました。

 そんな偉大な平和な名機との再会には心が躍りました。素晴らしい保存状態の実機です。かなり古いものだけに、液晶がほぼ完全なままの実機は非常に少ないのです。実に感動しました!

 それでは大当り中の美女よろしく《じゃ、またね!》

(文=電撃しらっち)
<著者プロフィール>
業界歴30年。遊技機販売業など様々な業種を経験し、現在はライターとしての活動にも力を入れている。レトロパチンコ・パチスロの実戦記事や、業界関係者への取材記事も担当。羽根モノや一発台を特集するなど、オールドファンにも響く内容も積極的に作成している。

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