パチンコ『初代・北斗無双』に変わる主役候補が始動！ 激アツ新台が続々デビューの業界に求められるものとは!?【谷村ひとしパチンコ実戦記】

『P新世紀エヴァンゲリオン未来への咆哮』のTVCMが流れ始めて、エヴァファンはまちきれなくなっているのではないでしょうか？

　巨大な初号機が咆哮する新台枠ですが、この初号機より台枠中央のハンドルに注目です。いままでの右下ハンドルの常識を大きく変えました。

　ハンドルに関しては、今までバイクのハンドルのようにグリップをひねるタイプのモノも出ましたが、一般客に定着しないまま闇に葬られた歴史があります。果たして新しいエヴァは、台枠ごとヒットするでしょうか？
　
　この先、お客さんがパチンコ玉に触れない新時代が近づいてきています。

　28年前CRでカードを使ってパチンコを打つという大革命が起きた時、日本中がパチンコに注目しました。現金連チャン機に別れを告げる日が来たように、CR機とサヨナラする日が刻一刻と近づいています。

　あのCR機の爆裂機以上のギャンブル性の高い機種がPの時代の代表となるべく、ルール改正で時速4万発どころか『Pゴッドイーター究極一閃』のように時速5万5千発のハイスピードスペックも堂々と打てる時代になりました。

　ひとつの課題が初当りでの出玉の少なさですが、『P神・天才バカボン～神SPEC』が何故“初当り”で1500発取れるのかという謎がバレちゃって、「それならウチの台も！」と他のメーカーも気合いが入ったようですが…。

　元々、海物語は普通に1500発取れてるし、時短中が確変中のように異常に引き戻してくれるのは20年続く海の常識です。SANYO王国は揺るぎなく、海が変わらずホールで生き残っているのは、そんな王道スペックの甘さともいえるのです。

　とはいえハイスピードで1500発の出玉を重ねる『Pフィーバー機動戦士ガンダムユニコーン』と『Pフィーバーマクロスフロンティア4』が、好調に稼働し続けています。

　1500発のスピード感が、海とは全く違ったペースで吐き出されます。SANKYOブランドが新時代に向けて、いい感じでアプローチしてきています。
　
　そんな中、バカボンは初当りも1500発あります。ただ鬼RUSH（時短42回と残保留4回転）をスルーすることも多く、そうなると単発と変わらないので75%突入は決して甘いとは言えません。

　しかし、ツボにハマると超特訓からの時短70回転と残保留4回転の神鬼RUSHの継続率が81.2%で連チャン。すると1万発～2万発が可能で、『牙狼月虹ノ旅人』と変わらない出玉感が味わえます。

　演出に関しては白ウナギイヌ出現と、タイトルにテントウ虫柄出現で強く当りに期待できるかなって印象です。馬鹿ZONEも超馬鹿ZONEで本番です。リーチも、水泳対決や大食い対決は期待できないという印象の流れです。金系の文字出現など多彩な予告のチャンスアップ多発が、カギになっています。

　バカ裂拳で鬼王と邪鬼を倒すバトルは、北斗のパロディだったりバカボンのマルチモードが主役の神SPECです。
　
　入替台数は、マクロス4の圧勝で出玉も8万発クラスも目撃しました。10月はこの2台の激突で終始しそうですが、ボクが気にしているのは5年ぶり登場の『PモンスターハンターXX』。小当りRUSHは、クレイジーギアの活躍が久しぶりに見れそう。

　初当り確変で1500発取れるのも大きく、Sammyらしい爆発を見せてくれそうです。正式な『真北斗無双』とのバトンタッチを目論んでるのは『P北斗の拳9闘神』登場に期待です。

　半導体の世界的な不足で『エヴァンゲリオン未来への咆哮』も5万台の予定が3万台デビューになっていることに注目です。

　これからは、より少数精鋭の新台リリースで半導体の無駄遣いを減らすという流れになるのではないでしょうか。パチンコ&パチスロ業界は、より強く意識した開発リリースが望まれます。

（文＝谷村ひとし）

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