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パチンコ「6000発」が即連する怪物マシンを輩出…爆裂の一時代を築いた激熱メーカー

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 ニューギンの年末商戦は同社が誇る金看板『花の慶次』最新作で挑むようだ。そのマシンこそ『P真・花の慶次2漆黒の衝撃EXTRA RUSH』である。

『慶次漆黒』の第2弾となるが、スペックは大幅にリニューアル。というよりも兄弟機という扱いになりそうだが、業界初となる「時短EXTRA RUSH」や「天下無双前田慶次ZONE」を搭載するなど力の入れようがうかがえる。

「時短EXTRA RUSH」は、RUSH図柄が停止すると時短回数を再セットしたり、「EXTRA」表示中は時短の減算をストップする機能が盛り込まれ、どこまで続くかわからない期待感を持って臨める。

 また、「天下無双前田慶次ZONE」ではMAXラウンドがスピード感溢れる状態で推移していくようで、その出玉感は『漆黒』を凌駕するという。もうわくわくしかない。ちなみに、11/6には「花慶の日2021-秋の宴-ONLINE」というファンイベントが開催予定。そこで『真・花の慶次3』が公開予定だが、本機の新情報にも期待である。

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 さて『花の慶次』といえば言わずとしれた人気機種で、ニューギンはもちろん、球界を代表する機種であるが、かつての1990年代初頭、平成初期のニューギンを支えていたのは権利物であったりする。

 マスコットキャラクターの「すももちゃん」が1995年発売の3回権利物『ミルキーバー』にて初登場を果たしたことからも当時の力関係がわかるだろう。

 この『ミルキーバー』は、どのホールにも設置されていたと思われるくらい導入されていた超人気マシン。1回3セットの約6000発を獲得できる出玉感とシンプルだが気の利いたリーチ演出で多くのファンを虜にした。

 その前に活躍した権利物は『カーニバル』や『カルメン』、『キューティーバニー』といったところで、連チャン性を持った爆発力が魅力のマシンであった。

 1992年登場の『カーニバル』は一発台に代わる大量獲得マシンとして業界を席巻。停止すればリーチ確定となる「オールマイティー図柄」の採用など見どころも多数存在した。

『カーニバル』には意図的な連チャン機能は搭載されていなかったが、後継機ともいえる『カルメン』には3回権利ながら数珠連チャンが仕込まれ、3回目の権利終了時には即連モードや数珠連モードが組み込まれていたという。

 通常時の大当り確率は1/365だが、50回転以内の数珠つなぎが頻出するなどアツい機種であった。2連しただけでも1万2000発。打ち手を熱狂させるのも当然である。

 そしてその爆裂性は『キューティーバニー』に受け継がれる。上記2機種同様の3回権利機として大ヒットした本機は、3回目の大当り時に一定の条件を満たした際、即連必至の高確モードへ移行するというとんでもない仕組みであった。

 このループによって何万発も平気で吐き出すモンスターマシンとして名を馳せたのである。また、この仕組みを利用すれば意図的に店側で高確率の台を仕込めることもあり、モーニング台を用意していたホールも存在した。

 このようにニューギンの権利物は今の『慶次』並みに一時代を築いたのである。

(文=大森町男)

<著者プロフィール>

 羽根物によってパチンコの魅力にとり憑かれ、パチンコ雑誌を製作する編集プロダクションに入社。パチンコに関する記事作りや編集業務に携わる。編集長としてファン雑誌の制作に取り組むなどの経験を活かし、その後は携帯サイトやweb、動画コンテンツなど幅広いパチンコメディアに従事。現在はフリーランスのパチンコライターとして活動。パチMaxを中心に消極的に執筆の場を広げている。

 

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