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パチンコ「5万発」射程の最高峰100%STマシンが降臨…激アツ新台入替を振り返る

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 1年を通して見たときに、11月ってなんかぱっとしない月なんですよね。日常会話における時候の挨拶的なものの「もうすぐ12月だね」とか「寒くなるね」みたいなぼんやりした内容になりがちです。バラクーダの「日本全国酒飲み音頭」がそれを表しています。

 そんな「なんでもない」11月ですが、パチンカーにとってもはけっこうアツい月で、大物タイトルや激アツの新機種がリリースされる重要な時期となっています。去年の11月も初頭から全力の新機種導入で、11タイトル12機種の大型新装なうえに有力機種がいくつも並んでいました。

 もっともファンを賑わせたのは『Pとある魔術の禁書目録』。これまで3期のシリーズ放映があった大人気のアニメがついにパチンコ化したと導入前から大きく注目度があがりましたが、リリース後も完成度の高さから人気を博し、長期間ファンに愛される機種となりました。

 100%STに突入するわかりやすさと安定感、そして5万発クラスも射程に収めた高い出玉性能を両立。新規参入と既存、どちらのファンにも受け入れられ、スペック的にも演出的にも長く遊べるマシンとなったのです。

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 同期のミドルマシン『Pフィーバーゴルゴ13 疾風ver.』は逆に3000発というP機で制限された「出玉感」を武器に登場。1500発か3000発かを決める一撃チャレンジのスリルにドハマリするパチンカーが続出しました。

 また『Pルパン三世~復活のマモー』は非常に凝ったアイデアで連チャンシステムと新機軸のデバイスをいくつも搭載した意欲作。演出やストーリーも一新された「次世代」を感じさせる機種と言えるでしょう。

 じつはこの時期1番の激戦だったのはライト・ライトミドルタイプで『牙狼(コレクション)』を筆頭に、『ビッグドリーム』『ゆゆゆ(結城友奈は勇者である)』『戦国BASARA』『乗物娘』など個性的なマシンがひしめく激戦区となっていたのです。

 甘デジタイプは『PAドラム海物語IN JAPAN』『PAハイスクール・フリート スイートでハッピー!』『Pロードファラオ~神の一撃~連撃Ver.』の3機種。「パチンコの王道」「アニメの大物」「クセ強オリジナル」と多種多様。

 スペックも、ST+時短の甘デジタイプでは正統派のタイプから、継続率約86%で速い連チャンを味わえる連チャン特化型や一撃性を楽しむ小当りRUSH機など、バラエティーに富んだゲーム性を満喫できるラインナップとなっていました。

 ここで登場した機種だけでも3ヵ月は飽きずに遊べそうな2020年11月第2週の新台入れ替えでした。

 ちなみに、導入初日となった2020年11月2日は、サッカーJ1のフロンターレ川崎で活躍した中村憲剛さんの引退を伝えています。1つのチームで現役を終えた「バンディエラ」ですが、海外でどれだけできたのかを見たかった選手でもあります。

(文=大森町男)

<著者プロフィール>

 羽根物によってパチンコの魅力にとり憑かれ、パチンコ雑誌を製作する編集プロダクションに入社。パチンコに関する記事作りや編集業務に携わる。編集長としてファン雑誌の制作に取り組むなどの経験を活かし、その後は携帯サイトやweb、動画コンテンツなど幅広いパチンコメディアに従事。現在はフリーランスのパチンコライターとして活動。パチMaxを中心に消極的に執筆の場を広げている。

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