パチンコ「2時間で9万発」など新時代でも存在感は抜群！業界でも注目を集める巨匠を特集!!

　《コレは面白い！》と打ち込んだ遊技機だけではなく、コンテンツに強く興味が沸いた作品（原作となるコミックスやアニメまで読破、視聴した）を紹介させていただく本コラム。今回は昭和を代表する巨匠「永井豪」氏を取り上げてみた。

　永井氏の代表作といえば『デビルマン』、『バイオレンスジャック』、『キューティーハニー』、『マジンガーZ』、『ドロロンえん魔くん』など非常に多くあるが…これを見て《ピーン》ときた方は流石である。

　なぜなら上記作品の『バイオレンスジャック』以外は、全てタイアップ機としてパチンコ・パチスロ化されているからだ。上記以外にも『戦国武将列伝伊達政宗』や『デビルマンレディー』、『ゲッターロボ』等がタイアップ機としてリリースされている。

　そう考えると実にパチンコ業界とは縁が深い方と言えるのではないだろうか。リリースしたメーカーもニューギン系、ユニバーサル系、藤商事、京楽、サンセイR＆D、コナミアミューズメント、奥村など実に多彩。やはり漫画やアニメとのタイアップは相性が良いのだろう。

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　そんな永井氏だが、実はバイオレンスで過激な描写も多く「とてもタイアップ化は無理」と判断されるような作品も存在するのをご存知だろうか。

　正にその代表ともいえるのが『デビルマン』で、タイアップ化されているのはアニメ版として幅広い層向けに作り直されたもの。意外かも知れないが、原作漫画の方は実にホラー要素たっぷりの残虐で恐ろしい物語なのだ。　

　その漫画を初めて見たのは幼い頃だったが、その時の衝撃は今でも忘れられない。もし仮に映像化されるとすれば、必ず年齢制限がかかるような内容。実際に過去に実写映画化されたものは、PG-12指定なのだった。

　50年以上に渡り活躍を続ける永井氏だが、世に送り出した作品は実に100を超える。最盛期には週刊連載を5本こなし、四大少年週刊漫画といわれる『マガジン』、『ジャンプ』、『サンデー』、『チャンピオン』の全てで連載経験を持つ唯一の漫画家というのだから恐れ入る。

　話を戻すが漫画やアニメはもちろん、永井氏タイアップ機のお世話になっているファンは多いと思う。永井氏作品タイアップの遊技機が全部でどれくらい販売されたのか想像もできないが、かなりの数なのは間違いないだろう。その貢献度は計り知れない。

　私自身はハネモノの『デビルマン倶楽部』が好きでよく遊技したものだが、直近では『Pデビルマン～疾風迅雷』が導入され好評稼働中だ。後者は現行機最高峰の悪魔的スピードを実現。「2時間で9万発オーバー」といった驚愕の出玉情報が浮上するなど、抜群の存在感を見せている。

　日本が生み出した偉大な漫画家『永井豪』氏。パチンコ、パチスロも勿論だが、今後も益々のご活躍を期待したい。

（文＝オーハナB）
<著者プロフィール>
元ホール店員、店長経験者。パチンコ店の裏側で起きた出来事や、人間関係を題材にしたコラムを担当している。過去に話題になった業界ネタなど、時代背景を感じる記事も作成中。自身の思い入れのあるシリーズの動向にも熱い視線を注ぐ。