パチンコ店が迎えた危機…「現役ホール関係者」が人員削減より重視した対策とは
全日遊連に加盟しているパチンコホール数(営業店舗数)は、2021年10月末日で7718店舗(前月末と比べて35店舗減少)になったと報じられた。前年10月末と比較すると、店舗数は620店舗減という結果になったようだ。
2020年5月の約8500店舗から徐々に、その数を減らしているパチンコ店。ホールの個性を発揮しにくい時代であり厳しい営業を強いられるような流れもあるが、コロナ禍による影響が結果に現れたと言えるのかもしれない。
「昨年に発令された第1回目の緊急事態宣言下では全国で大半のホールが休業を余儀なくされ、ただでさえ遊技客が減少傾向にある中での売り上げ激減は大きなダメージとなりました。その後は改善も見られた印象ですが、限界を感じながら営業を続けていたホールも多かったのではないでしょうか」(ホール関係者)
苦渋の決断を迫られた店舗も多いだろう。ただ、この窮地をどうにか踏ん張り営業を続けているホールも確実に存在する。
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迎えた危機的状況において、生き残るために「どのような対策」を打ち出したのだろうか。今回は、某ホール企業の関係者に当時の話を伺ってきた。
「最初に人員の削減というのは考えませんでしたね。3カ月くらい『各店舗に無駄がないか』という点を徹底的に調べました。『無駄な備品を発注してないか』ということから。小さいことと思うかもしれませんが、そこから見直すことが大事だという結論に至ったんです。実際に効果はありましたしね。
人員の問題は本当に最後に考えたことです。募集退職などは行いましたが、一方的に辞めてもらうようなことはありませんでした。その代わり、残った人間に求められるものは高くなったと思いますけどね。導入する機種などに対しても、かなりシビアに考えるようになりました。
結果として、何とか持ち直せたという感じはしますね。以前より厳しい状況に変わりはありませんが、危機的状況の中で行ったことや生まれた考えによって、良い方向に進んでいるとは思います」(ホール企業関係者)
コロナ禍以前まで客足が戻らないというホールも多く、加えて旧規則機の撤去も控えている状況。パチンコホールの店舗数がさらに減る可能性を否定できないが、少しでも多くの企業に乗り越えてもらいたいものである。
(文=木戸範孝)
<著者プロフィール>
Webメディアに掲載されるスポーツ関連記事の作成および編集業務を経験。その後はGJにて競馬やパチンコ・パチスロ、スポーツなどを担当している。現在はパチンコ・パチスロ分野に力を入れており、自身が好む爆裂タイプの動向に注目している。業界ニュースも担当。業界関係者への取材を元に、新台関連の記事も多く作成している。
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