パチンコ新時代に赤〇急上昇？「GOD」延期や「MAX機」撤去への嘆きを打ち消す声に注目

「マルホン工業HP」より

　旧MAX機撤去によって、昨年までとは異なる空間となったパチンコ店。多くのユーザーが「出玉感や瞬発力はMAX機に及ばない」と考えていることは間違いない。遊技人口の減少が不安視されていることも当然だろう。

　もちろんメーカーも、実績のある人気シリーズ・有名コンテンツとのタイアップ機などを積極的に開発するなど、ヒット作を生み出そうと努力を怠ってはいない。しかし現状は、苦戦しているといわざるを得ないのだ。

　そのような状況下、2017年の目玉機種であった「CRアナザーゴッドハーデス アドベント」の発売延期が決定。この発表に落胆したファンは多い。パチンコ新時代を変えるほどの成功を求めていた人間が、多く存在していたのは事実なのだ。

　このように、パチンコに関わる話は暗い内容が先行しているが、それらの不安を打ち消すことは不可能ではない。出玉感や瞬発力を取り戻すことはできないとしても「打ちたいと思える機種が少ない」という声に応えることは可能だ。

「デジパチが当たり前になっている現在、かつての1発台のような変わった仕様の天下一閃が流行ったのが良い例ですよね。液晶がなくたって、派手な演出がなくたって、爆発的な出玉がなくたって好感を持ってもらえる可能性はあるんです。

　実際に『シンプルなゲーム性と、まとまった出玉があれば十分』といった声も上がっています。もちろん出玉を求める声もありますが、『低資金で遊びたい』『短時間で適度な出玉が欲しい』と考える人が増えているんです。そのような需要に応える意識を持っていれば、大幅なファン離れはないと思いますよ」（記者）

　玉の動きに一喜一憂する事が醍醐味となる「天下一閃」が、多くのユーザーに認められたのは事実。「投資上限を決めた遊技」・「仕事帰りなどの短時間勝負」など、様々な条件に対応し得る”奥深さ”が受け入れられた結果だ。

「打つことが楽しい」と思ってもらうために何ができるか？ そのような意識を持ち続けていれば、大幅な遊技人口の減少は防げるのかもしれない。それは旧MAX機とは異なる魅了を秘めた新台が、ファンの間で注目されていることからも間違いないだろう。

　リーチはすべて「玉が穴に入るか否か」とシンプルながら、まとまった出玉の確保が可能な「パチンコCR弾球黙示録カイジ沼3」や、7セグを採用したシンプルな作りで「ハイビスカスが光れば当たり」という誰もが楽しめる沖縄テイストのパチンコ「CR沖7LM」。

　2つの回転体役物を使用した玉の動きが楽しめる1種2種タイプ。お馴染みの南国キャラが活躍する「CR南国育ち 羽根」といった新台が導入予定。これら新台の稼働状況は、今後へ繋がる重要なものなのではないか。