パチンコ新台「45000発」も射程の激熱ライトミドル！ RUSH突入率100％の安定感が魅力の良スペック登場!!

ホットな新台をユーザーの感想を交えつつ掘り下げていく【激アツ新台実戦JUDGEMENT】

　今回のピックアップマシンは、定評のあるライトミドルタイプにおいて、伝統ある2回ループからトレンドのRUSHタイプへ移行した人気萌えコンテンツのシリーズ最新作『P結城友奈は勇者であるALLRUSH』（以下ゆゆゆALLRUSH）だ。

　社会現象を巻き起こした2回ループと『花満開』を現代に蘇らせた西陣。以降、多くの機種に2回ループ（ツインループ）を搭載し、パチンコにおける出玉と連チャンの活性化を図ってきた。

『P結城友奈は勇者である』もそんななかの1台で、ライトミドルタイプの甘デジの2種類がツインループシステムでリリースされたが…ここにきて時短＋保留で連チャンループを狙うオーソドックスなRUSH機能を持つマシンとして、新たなバージョンを世に送り出してきた。

　その最大の特徴は、大当りすれば必ずRUSHに突入する点にある。多くの1種2種混合RUSHマシンが突破型であることを考えるとRUSH突入率が100％であるのは大きなメリットになる。

　実質的には突破型であるのにもかかわらず1回以上の時短が付与されることを以て「RUSH突入率100％」を謳うような見え透いたものではなく、正真正銘初回から継続率約75％の連チャンモードに突入する。

実戦したユーザーの感想は？

「100％ラッシュは良スペック」「安心感が良い」など評価は上々。ただ、ライトミドルタイプでは優秀なマシンを量産している西陣だけに、「継続率80％にしてほしかった」「遊タイムほしい」などの意見も見られた。

　ただ、右打ち中は大当りの半分以上が最大出玉となる10ラウンド（直撃なら約1500発、V当りなら約1400発）と出玉にボリューム感を持たせているし、振り分け率は少ないが次回大当り濃厚となる250回時短も用意されているなど、いろいろ備わったスペックとなっている。

　安定性を求めるなら「中途半端」と感じ、出玉性能を期待したファンには「物足りない」と受け止められるような事態にもなっているが、「大当り51回、45000発出た」など、ポテンシャルは充分にある。

　演出面では前身機をベースにしているが、RUSHはシステムが変更されたので内容を一新。専用演出となる「バーテックスバトルリーチ」など新たなRUSHを楽しめるようになっている。

　また、時短の最終回転では必ずリーチが発生。ここで保留分の4回転を含めた結果が告知され、外れた場合はRUSH終了となる。

　さて、ここまでいろいろ述べてきたが、本機最大の懸念点は導入台数の少なさである。予定台数は約3000台といったところのようで、Pワールド調べでは設置ホールは全国でも600店舗ほど（4/21現在）。住まいの場所によっては打つのに苦労することもあろう。

（文=大森町男）
<著者プロフィール>
　羽根物によってパチンコの魅力にとり憑かれ、パチンコ雑誌を製作する編集プロダクションに入社。パチンコに関する記事作りや編集業務に携わる。編集長としてファン雑誌の制作に取り組むなどの経験を活かし、その後は携帯サイトやweb、動画コンテンツなど幅広いパチンコメディアに従事。現在はフリーランスのパチンコライターとして活動。パチMaxを中心に消極的に執筆の場を広げている。

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