甘デジ高継続に「50％1000発」の強力STを搭載…映像と音と出玉で最高のひとときを!!

　昔、クイズだったか情報系バラエティだったがテレビで「小一時間は30分。だいたい一時間っていう意味は間違い」と声高に喧伝していたので、純真な私はそうなのかと事あるごとにこの豆知識を披露していた。

　ところが、最近では「小一時間はだいたい60分のこと。30分と考えるのは誤認」みたいな言説が主流になっていて、マナー講師商法かと憤りを覚えた。ただ、言葉は生き物なので時代時代で意味やニュアンスを変えることが当り前なので情報をアップデートしていない私の責任である。

　ちなみに、小一時間＝30分説の正体は、江戸時代に遡る。当時、時間の基本単位は「刻」で2時間を表していた。一刻が2時間なので半刻はその半分の1時間。さらにその半分、つまり30分の表現が「小半時」で、ここから小が半分を意味することで「小＋一時間」が30分になるという解釈である。

　ただ、「一刻」はわずかな時間、いっときという意味もあり、その「わずかな時間」とは30分を指すこともあるようで、言葉とは不思議なものである。

『Pめぞん一刻～Wedding Story～ 甘デジ』

　平和の『Pめぞん一刻～Wedding Story～ 甘デジ』はV-STを搭載した遊びやすいスペックのマシンである。大当り確率は1/99.9、50％で確変に突入。確変の場合は100回転のSTとなるが、通常大当りだと50回転の時短に移行する。

　さらにSTには性能の異なる2つのモードが存在。どちらも100回転継続し、そのループ率は約78％だが、上位モードとなる「Wedding Road祝言」の場合は大当りの半分が最大出玉となる10ラウンド約1000発の振り分けに変化するのである。

　通常のST「Wedding Road」だと10ラウンドの振り分け比率はわずかに5％なので出玉性能が大幅にアップ。連チャン率はそのままだが一気に大量の出玉を獲得できる大チャンスということになる。「祝言」中は大当りすれば祝言モードを循環するのでその破壊力はすさまじい。

　一方、「Wedding Road」ではST中でも半分は通常大当りとなるので、ST自体は高い継続性を持つがそもそもの振り分けはわりとシビアになっている。

　ただ、その場合は通常大当りに付与される時短が100回転にアップし、引き戻し率も65％ほどまで引き上げられるのでそれほど極端に連チャン性能が落ちるというわけでもない。

　そのうえ、ヘソ抽選時は5％しかない祝言モードへの振り分けが「Wedding Road」中は30％に増えるので、大量出玉への期待感は十分。STにさえ突入させれば、普通の甘デジよりやれそうな雰囲気をビシバシ感じられるのである。

　右打ち中は珠玉のアニメ演出を楽しめるとともに各年代を賑わせた歌謡曲、JPOPのヒットナンバーを堪能できるシリーズおなじみのゲーム性。映像と音と出玉で最高のひとときを味わえる甘デジとなっている。

（文=大森町男）
<著者プロフィール>
　羽根物によってパチンコの魅力にとり憑かれ、パチンコ雑誌を製作する編集プロダクションに入社。パチンコに関する記事作りや編集業務に携わる。編集長としてファン雑誌の制作に取り組むなどの経験を活かし、その後は携帯サイトやweb、動画コンテンツなど幅広いパチンコメディアに従事。現在はフリーランスのパチンコライターとして活動。パチMaxを中心に消極的に執筆の場を広げている。

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