パチンコ「政治家タイアップ機」など斜め上いく個性派メーカー…「3000発フラグ×84％継続」の激アツ新台を発表!!

個性派メーカーが注目のパチンコ新台を発表

　高尾の巻き返しはこの台からはじまる。『P銭形平次3 DENKOUSEKKA平次Ver.』は、人気シリーズの最新作として登場予定。これまでライトミドル帯を主戦場に戦ってきた本機だが、本作では1/319.6の1種2種ミドルタイプとなっている。フルスペックから繰り出される出玉性能は必見だ。

　3000発保障の大当りを搭載した出玉感に加え、継続率が84％にも及ぶRUSH「電光石火モード」で連チャン性にも期待できる。そのRUSHは7カウント以内で決着がつく高速変動で展開するスピード感も装備と三拍子揃った内容。

　また、アイドルグループ「LinQ」のメンバーが巫女となって盛り上げるなど演出面でも豪華な仕上りを見せている。高尾の底力を発揮した新機種、『P銭形平次3 DENKOUSEKKA平次Ver.』に注目したい。

　経営の立て直しの手始めに王道系を持ってきたことは当然の成り行きだろうが、ファンとしてこんなときこそ「高尾らしさ」を期待してしまう。

　同じような境遇となったマルホンがメーカーの色を打ち出しながら復活してきた成功例もあるので、出資のパートナーがいる分、マルホンと違って無茶な逆張りは難しいだろうが、そのあたりのバランスも取って「高尾感」を見せつけてほしいところである。

過去には「政治家タイアップ機」をリリース

　例えば『CR男！浜幸日本一』。政治家をモチーフにしたパチンコは後にも先にもこれだけであろう。いまなら立花孝志やガーシーといったキャラ議員はたくさんいるが、ハマコーのキャラクター性を全面に押し出したコミカルな演出は最高で、ふんどしハマコーやハマコーロボと変身しながら大活躍するのである。

　このような大胆な人選をベースにした発想力、企画力には定評があり、この手の機種を数多く登場させているのも高尾の特徴で、ハマコー並みに度肝を抜かれたが『CRマギーイリュージョン』。

　機種名からは一瞬想像できないが、なんと手品師のマギー司郎・審司師弟をモチーフにしたパチンコなのである。実写による迫力のマジックを再現したリーチなど規格外のクリエイティビティを発揮した、まさに高尾にしかできないパチンコ作りといえるのではないだろうか。

　また、スペックも次回ループ確変をベースに電サポ回数に制限が設けられた特殊なモードが用意された個性的なゲーム性となっている。潜確を含めた6つのモードがイリュージョン感を演出するユニークなマシンだ。

　ほかにも、日本が誇る伝説のボクシング世界王者たちを昔話のキャラに当てはめた『CR俺たち三羽鴉』などインパクトのあるものばかり。ちなみに、三羽鴉は具志堅用高、輪島功一、渡嘉敷勝男の3人で、それぞれ桃太郎、浦島太郎、金太郎に扮している。

　こんな発想ができるのも高尾だけ。必ずや復活を遂げてくれると信じている。

（文=大森町男）
<著者プロフィール>
　羽根物によってパチンコの魅力にとり憑かれ、パチンコ雑誌を製作する編集プロダクションに入社。パチンコに関する記事作りや編集業務に携わる。編集長としてファン雑誌の制作に取り組むなどの経験を活かし、その後は携帯サイトやweb、動画コンテンツなど幅広いパチンコメディアに従事。現在はフリーランスのパチンコライターとして活動。パチMaxを中心に消極的に執筆の場を広げている。

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