パチンコ「出玉の限界突破」実現の神盛ライトミドル降臨!!
『黄門ちゃま』シリーズ最新作が登場
平和の伝統的シリーズ機『黄門ちゃま』の最新作『P黄門ちゃま 神盛2』が8月1日からホールに導入された。同タイトルといえば2回ループに端を発した人気シリーズ機だが、この『神盛』ブランドは特に出玉感に特徴のあるスペックとなっている。
前作『CR黄門ちゃま~神盛JUDGEMENT~』では、ライトミドルながら16ラウンド2400発が払い出される大当りが右打ち中の70%で獲得できる破格のボリューム感で展開されていた。さらに、盤面右側に搭載されたおまけポケット「Wゴチ装置」によってさらなる上乗せが可能。ミドルタイプ並みの重量感でファンを魅了した。
もちろん、本作でもその出玉面での特性を存分に押し出すスペックとなっている。右打ち中は最大出玉となる10ラウンド約1500発が70%の割合でやってくる。これだけでも破格の出玉感となるのだが、進化したゴチ装置「神ゴチ装置」によってプラスアルファの出玉が追加されるのである。
10ラウンド当りの後に神ゴチ装置が作動し、500発以上の上乗せを期待できる。つまり、P機ながら2000発ほどの出玉を獲得できるのだ。『神盛』とはいえCR機からパワーダウンしただろうという当然すぎる懸念の声は完全に杞憂にすぎない。
神ゴチ装置による「出玉の限界突破」を実現
これまでも2000発、3000発と出玉性能を顕示する機種は数多く登場したが、そのほとんどは2回分の大当りを1回分として見せている疑似大量獲得といえなくもない。しかし、本機はリアルに1回のターンでP機の限界を突破した出玉を手にできるのである。
ちなみに、神ゴチ装置発動時は打ちっ放しで消化しないと、10ラウンド大当りなのに神ゴチ装置が作動しなかたったり、期待通りの出玉を得られなくなるので注意。
このように出玉に対して全振りしているので、120回のSTが展開する「神 天下泰平RUSH」は継続率が約72%とそれほど高くはない、また、ヘソ抽選時のST突入率は50%だが、非突入時に付与される時短は30回転で、引き戻し率が約14%とあまり期待できない数値になっている。
それでもRUSHに突入すれば一撃4000~5000発を平均的に吐き出すほどの威力で、ミドルタイプに迫る出玉性能を発揮するのである。一方、演出面はシリーズを踏襲。コミカルなデジタルアクションや笑いを誘うパロディ、エッジの効いた演出など、らしさ全開で打ち手を楽しませてくれる。
気になる演出カスタムは、スタンダードとクラシックの演出頻度のほか、プレミアム・一発告知・風機能など、ポイントとなる重要な要素の発生頻度やオンオフを切り替えることができるようになっている。
出玉を重視したライトミドルタイプは競合の少ないジャンル。本機の動向は業界的にも注目されそうである。
(文=大森町男)
<著者プロフィール>
羽根物によってパチンコの魅力にとり憑かれ、パチンコ雑誌を製作する編集プロダクションに入社。パチンコに関する記事作りや編集業務に携わる。編集長としてファン雑誌の制作に取り組むなどの経験を活かし、その後は携帯サイトやweb、動画コンテンツなど幅広いパチンコメディアに従事。現在はフリーランスのパチンコライターとして活動。パチMaxを中心に消極的に執筆の場を広げている。
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