パチンコ店の「特殊」な特殊景品を集める偏愛コレクターが話題に!
パチンコ独自の換金システム
パチンコは「遊技の結果によって『賞品』を提供することが許容されている」唯一の娯楽である。
その理由として、パチンコは現行の法律が整備される前からお菓子などを景品として提供しており、それを追認の形で風営法が確立されたことで景品交換は除外されたと言われているが、そのうち、たくさん得た景品を買い取る業者が出現。これに反社会的勢力が関与するようになり、ひねり出された策が「三店方式」というパチンコ独自の換金システムだ。
三店方式とはホールで客が出玉を特殊景品に交換→その特殊景品を近所にある専門の古物商に売却→その古物商は貯まった特殊景品を問屋に売却→その問屋は買い取った景品をホールに卸す…といった仕組み。3つの業者を介していることからこのように呼ばれ、仮にホールと古物商が直接取引をした場合は違法となる。
偏愛パチライターとして有名な栄華氏は、そんな特殊景品のコレクター。ヒロシ・ヤング氏が主宰するYouTube「ヤングちゃん、寝る」内の動画「【超貴重】特殊な特殊景品の世界!!!」では文字通り、特殊な特殊景品を紹介し、大きな反響を呼んでいる。
都内在住の方ならばご存じの通り、東京都の特殊景品は基本的に同じ。一方、地方には様々な特殊景品が存在し、栄華氏は、その多種多様さに魅かれたそうだ。
曰く、特殊景品には「お持ち帰りください」と明記されているそうで、栄華氏は「最初は血の涙を流しながら」買い取ってもらうことなく持ち帰ったと説明。全国のホールを巡り、「歩くP-WOLRD」とも称されるだけに、ヤング氏が例に挙げた「文鎮」「ボールペン」「しおり」などは全て持っているという。
超レアな特殊景品が勢揃い!
その中で比較的珍しいものとして序盤にピックアップしたのは、「真珠」や「パソコン用キーボード」。前者は「安い景品」なだけに「本物とは思えない光り方」とし、後者についてはガラケー時代のもので非常に薄く、「プレート型の中では特殊」と続けた。
また、「静電気除去カード」や「レコード針」もあり、前者に関しては「遊技前に欲しかった」とツッコミ。後者は「2011年くらいのもの」だそうで、これにはヤング氏も「アナログ再ブームが起きる前」と驚いた。
このほか、大阪府の某所では「アトマイザー(香水噴射機)」を渡され、それを買い取る古物商の窓口には景品ごとに価格が明記されていたとのこと。しかも、アトマイザーは「AT」と略されていたそうで、「すごい、こなれてません?」「アシストタイムではないんや」「かっけぇ!!!」などとヤング氏と共に盛り上がる場面もあった。
これらの中でヤング氏が最も興奮したのは、某高級ブランドメーカーそっくりの「財布」。「今は使っていないから」とホールから譲り受けたそうで、「財布を入れてお金をもらう」とヤング氏が大ウケすると、栄華氏も「小窓に財布が引き込まれていくんですよね。すごい」とし、「アイロニカルな感じがする」と当時を想像した。
内容が濃すぎるだけに、当動画は1本で終わらず。続きの動画については後日、触れるとしよう。
(文=編集部.)
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