「継続は力なり」を証明したパチンコ店の珍客!?
長時間ならパチンコ、短時間ならスロットというイメージだったが…
今でこそパチンコは運ゲーと呼ばれるようになったが、昔はコツコツと出玉を増やすのが定番だった。ボーダーを上回る台を長時間粘るのが当たり前だったため、「ちまちまとパチンコなんかやってられっか! 」と、スロッターの方はパチンコを毛嫌いしていたかと思う。
確かに長時間ならパチンコ、短時間ならスロットというイメージだったんだもの。それに今でこそ、スロットライターの方もパチンコを打つようになったけど、昔では考えられなかった。
『P大工の源さん 超韋駄天』などの右打ち爆速スペックの登場により、運だけで全てがどうにかなってしまう一発逆転要素が強くなっているので、ボーダーが低かろうが「大当りを引けばいいんでしょ」と思っている人が多く、ボーダーを回る台をコツコツ打つものだと忘れている人も多い気がする。
そんな皆さんに教訓となるような人が居たお話をしたいと思う
昔、パチンコホールでシマに落ちている出玉をコツコツと拾い集めている人がいた。もちろん違法である。その人は昭和の名優・勝新太郎さん(座頭市でおなじみの俳優だけど、中村玉緒さんの旦那さんと言えば分かる人も多いかも! )に似てたので、「カツシン」と呼んでいた。
カツシンは毎日ホールにいた。彼はホールを徘徊し、当っている人の連チャンを笑顔で見守る、シマに落ちている玉を拾うのが主な活動内容だった。パチンコを打っている姿は見たことがなかった。
今でこそパーソナルシステムの普及で見かけなくなったけど、玉すくいカップという出玉をすくう為のプラスチック性のカップを片手にホールを徘徊しては落ちている玉を広い集め、夕方頃には手にしたカップは玉でいっぱいになっていた。
カツシンは基本的にはシマの端に落ちている玉や人が座っていない台付近の玉を集めていたが、夢中で拾ってしまったのだろうか。遊技中のお客さんの近くの玉を拾ってしまったせいでクレームが入り、店員から「玉を拾っちゃだめ」と怒られているときもあった。
度々、シマの隅で店員に説教されている姿を目撃したけれど、それでもカツシンはお構いなしに拾い続けるので、店側もやれやれと匙を投げているようだった。
先述したように、パーソナルシステムなんてものはない時代。ドル箱を積み重ねるためにホールの床には1玉4円の玉が沢山落ちていたので、カツシンはどんぐりを拾う子供のように夢中に拾い集めていた。
初めてその光景を見た時は「集めて何するんだろうね? タバコか何か景品に換えるのかな?」なんて気になったけど、いつの日か当たり前の光景になってしまったのだが…。
そんな疑問も抱かなくなった頃、カツシンが動いた。
「カ、カツシンが打ってる!」 拾い集めた出玉が一定数になったのだろうか、満を持してパチンコを打っていたのだ。
その姿を見た時は当時一緒に打ちに来ていた彼氏にわざわざ報告しにいったぐらい衝撃的だった。毎日ホールに居るのに、ずーっとパチンコを打っていなかったカツシンが海を打ち、そして当てていた。
コツコツが実を結ぶ、継続は力なりをカツシンから改めて学んだ気がした。目当ての台がなかったのに、せっかくホールに来たんだから何か打って帰ろうと妥協打ちをしそうな時にはカツシンを思い出そう。
パチンコはコツコツが大事だと。
※ホールでパチンコの玉やメダルを拾うのは刑法で窃盗罪に当たる可能性があるので真似しちゃだめだよ。
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