甘デジ「2つの高継続RUSH」を詰め込んだ連チャン機の仕組みに注目!!
クセ強スペック研究所『キン肉星王位争奪編 特盛ミートくんver.』
『P大工の源さん超韋駄天』の大ヒットを引き金に、高継続×瞬間決着のゲーム性を持つ機種は、限界突破出玉や81%オール1500発といった出玉パワー系のスペックとパチンコのトレンドを二分する勢力として市場に溢れてきた。
『海物語』や『フィーバークィーン』といった歴史のあるシリーズ機種にもそのゲーム性を採用させるほど波及していることからもその勢いのすさまじさが窺いしれよう。
また、その推進力は継続率の上昇にも比例し、高継続のひとつの目安だった「90%」を越えていくマシンが続々と登場していき、パチンコファンの連チャン魂に火を付けまくっている。
そして、この90%越えのスペックトレンドは新たな局面を生み出した。それが高継続RUSHモードを上位と下位の2つ搭載するというもので、下位でも90%、上位なら95%というとんでもない連チャンマシンを作り出すのである。
この上下RUSHを搭載している機種は、「上下ループ」「下位から上位にアップして以降上位キープ」や「上位と下位が別ルート」「上位スタートで下位に以降」などさまざまなモード移行フローが存在するが、基本的に滞在モードの継続率がわかるようになっている。
どちらのモードに滞在しているのか打ち手にはっきりと告知しない仕様
しかし、京楽産業.の『ぱちんこキン肉マン3キン肉星王位争奪編 特盛ミートくんver.』は90%と95%の2つの継続率を持ちながら、どちらのモードに滞在しているのか打ち手にはっきりと告知しないという珍しいRUSHになっている。
ざっくりした理解であれば、RUSH中は次回大当り濃厚となる時短が付与される大当りと時短なしの大当りの振り分けがあり、継続分が90%or95%の割合になっているということになる。
同じ大当りでも有利状態=電サポが効いている場合と非有理状態=電サポが終了している場合では振り分けを変化させることができ、前者には時短を付与するが後者だと時短なしでRUSH終了といった具合になる。
また、それぞれの振り分けで電サポ終了条件が異なり、電サポが終了しない小当りで大当りした場合に上位モードに移行。上位モードでは継続条件を満たすフラグが増えた状態を維持するのでループ率がアップするのである。
ただ、その振り分けは3.4%というわずかなものなので、基本的には90%モードだと考えていたほうが無難かもしれない。
しかし、「勝てば勝つほど強くなる」というキャッチフレーズが示すように継続すればするほどその3.4%を射止めるチャンスも増えるので、さらに連チャンの期待感が増すというのも面白い構造だ。
ちなみに、90%と95%では平均連チャン回数が10回も違うので大きな差になる。中身は複雑だが、「とにかく連チャンさせること」が至上命題となる究極にシンプルなマシンともいえる。