パチンコ新台「ハイミドル完成形」は圧倒的スペック実現…あの人気シリーズか？

ヘソで20％、電チューなら33％で3000発を獲得できる超新台

　藤商事が公式のYou Tubeチャンネルにて最新機種のティザープロモーションビデオを公開した。冒頭から「ハイミドル完成形　適合」と大いにファンの興味を惹くインパクト抜群のキャッチコピーが踊るものとなっている。

　その新機種は大当り確率が1/319で初当りの20％が約3000発の出玉となる、最近のトレンドど真ん中の仕様となっているようだ。そして、注目のRUSHでは1/3が3000発、残りの2/3が1500発と強力な出玉性能を装備。まさに「圧倒的存在感」を放つスペックに仕上がっているという。

　映像から発信された情報はここまで。スペックの概要のみで機種名さえ明かされることがなかった。ただ、最近、藤商事の台が新規で検定を通過しているので、おそらくはその機種のことではないかと推測される。

ホラーパチンコに通ずる「ダークさ」を持つ人気シリーズ!?

　その検定通過機種は『P地獄少女覚醒3000Ver．』。同メーカーの人気シリーズ最新作である。3000発出玉を全面に押し出しているティザーPVと符号する。

『地獄少女』シリーズとなれば前作『華』から1年ぶりの登場。トータル継続率約84％で右打ち中の10ラウンド（約1350発）比率が73％という高い出玉性能が最新作でも継承された格好となっていそうだ。

　藤商事といえば、普通図柄抽選機能を駆使した電サポモードや新機軸のストックシステム、2400発が80％でループするCR機のような出玉性、3000発以上の出玉振り分けが存在するライトミドル機、天国モードを再現、パチスロのような周期抽選的ゲーム性を再現するなど、技術力とアイデアに裏打ちされた変幻自在のスペックマスターといったイメージ。

　しかし、本シリーズはこれまで5作がリリースされてきたが、ループタイプの確変を採用したわりとオーソドックスなゲーム性で展開している印象がある。

　したがって、『P地獄少女覚醒3000Ver．』も内部的な仕組みはともかく、内容としては単純に出玉に特化したマシンとなっていそうでもある。

　ただ、そんな『地獄少女』シリーズでも、甘デジタイプは変則的なスペックを仕込むパターンが目についたか。例えば『CR地獄少女 弐 きくりの地獄祭り』。大当り確率が1/69と破格な上に確変突入率100％となっていたが、電サポ回数が段階的に変化する突破型のRUSHを搭載。

　多くの場合で潜確状態となるがRUSHに突入すれば90％の継続率を実装。また、転落抽選方式を採用し、よりスリリングな展開を楽しめるようになっていた。以降、『きくり』を冠する『地獄少女』は、本線とは異なる一味違ったゲーム性を持つ機種として展開され、メインシリーズとは別の一面を見せてくれるのである。