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10年ぶりパチンコ店の「広告宣伝ルール変更」は歓迎?「過激なイベント」が復活する訳ではないが…

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パチンコ店の広告宣伝ルール変更は歓迎?

 つい先日『ぱちんこ営業における広告及び宣伝の取扱いについて』の通達がありましたね。要はルール変更という訳ですが、これは実に10年ぶり。

 その10年前の広告規制が行われる前は、どうだったかを簡単にいうと…過激なイベントが多かったと思います。特にパチスロ4号機時代には出玉性能の高さも伴ってそれは広告ともベストマッチ。

 もちろん“ガセイベ”も多くありましたが、「広告=イベント=出玉」という図式でしょうか。ほとんどのホールが、過激な文言や名称で出玉を煽っていたと記憶しております。しかし規制により、それらのほとんどがNG行為となってしまいました。

 これによりアピールすることが困難になり、衰退していったホールも沢山あったはず。パチンコ店が現在のように減少した要因が様々あるのはご周知の通りですが、広告規制も要因のひとつだったと言えるでしょう。

 しかし、まぁ何といいましょうか。このルール変更については歓迎する声がほとんどでしょうけど、スマスロ解禁といい何だか気持ち悪いくらい『緩和』といえば緩和が続いていますよね。

 これまでの度重なる厳しい規制のラッシュとは、まるで正反対です。厳しくするだけという感じ。「ホールも随分と減っちゃったから、そろそろ少しくらい緩めてやるか」といったところなんですかね?

過激なイベントが復活する訳ではない

 とはいえ平成にあったような「過激なイベント」が復活する訳ではなく、あくまでも広告に関する部分。パチスロイベントの走りともいえるモーニングサービスや、露骨な設定示唆などは不可です。それでも、かなり自由度が高くなるのは間違いない様子。

 ちなみに画像は昭和末期から平成初期にかけてのイベント、煽り広告のはしりといえるのかも知れませんね。こういった札台が空いたら飛びついたものですが…何でもない台に店員が、こっそり札を置く姿を見かけたことが何度もあります(笑)。

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 現在でも脱法的に晒し屋ステマなどを使って上手いこと立ち回っているホール、イベント時代の名残で「〇〇の日は特定日」などとし、出玉をアピールしているホールもあります。いつの時代も、先述したような何かしらの手法を用いているホールは常にあるということでしょうか。

今回のルール変更は歓迎すべき事?

 しかしながら、今後は国民的行事や地域行事、創業記念日なんかを特定日のような感じで宣伝できるわけですし、特定の機種だけを差別化しアピールすることも可能ですからね。これはデカいと思います。

 遊技機性能や遊技結果に関する部分もそうですよね。出玉ランキングの発表などが可能となれば、それこそ露骨な出玉アピール合戦になってくるでしょう。

 まぁ、「やり過ぎちゃって再び規制」なんてことにならないよう程々にしとくことが大事な気がします。とはいえ、今回のルール変更は歓迎すべき事と言えるのではないでしょうか。

 去年1年だけでも約800店舗が閉店したということらしいので、既存のホールさんたちには本当に頑張ってほしいものです。これ以上減らないためにも、このルール変更を上手く活用して今後も生き残り続けてほしいものですね。

電撃しらっち

電撃しらっち

業界歴30年。遊技機販売業など様々な業種を経験し、現在はライターとしての活動にも力を入れている。レトロパチンコ・パチスロの実戦記事や業界関係者への取材記事、羽根モノや一発台を特集するなどオールドファンにも響く内容も積極的に作成している。

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