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廃業を決めた老舗メーカー「西陣」…羽根モノの軌跡を辿る【その1】

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 1981年に登場した平和の『ゼロタイガー』。それ以前にあった電役機『ゼロ戦』とほぼ同じ飛行機役物を盤面中央に配置し、羽根に拾われた玉がVゾーンへ入賞すれば大当りへと繋がる。

 カウント数に上限はなく、羽根が18回開閉するまでに再びVへ玉が入れば最高8ラウンドまで継続。この新たなシステムは大ヒットを記録し、他メーカーも追随したことで羽根モノというジャンルが誕生した。

西陣、羽根モノ「第1弾」はあのタイトル 

 2023年3月1日に廃業を発表した老舗メーカーの西陣は、そんな羽根モノの名機を多く輩出。記念すべき第1弾は、やはり1981年デビューの『エレックススペースジャガー13』だった。

 V入賞後は27秒間に羽根が18回開閉し、継続は同様に8ラウンドで、カウントはなし。全国にセル盤や飾りが異なるバージョンが存在した。

 1983年には多くの羽根モノを製造し、同社の羽根モノ第2弾となる『エレックスアストロン13』は10カウント機。以降のマシンにはデジパチの規制と並び、カウント制限が付けられた。

『エレックスレインボー13』は、羽根の開き方が特徴的。『エレックス荒鷲13』は9カウント機、『エレックスゼロアタック13』は『エレックス荒鷲13』と同じく全国的に人気を博し、『エレックスD-51-13』は当サイトでのコラムでドラゴン広石氏が触れた通り、セル盤に描かれたどことなく何かの有名作品を思わせるデザインが印象的なマシンだ。

 1984年に登場した『エレックスヤマト13』と『エレックスモンスラー13』の2機種は、主に関東以外で活躍。『エレックスジョッキー13』は『エレックスモンスラー13』と同様に9カウント機で、『ゴング13』は効果音が刺激的な10カウント機、『キャノンビーム13』も限られたエリアで設置された。

 なお、これらの機種はいずれも賞球がオール13玉。それ故、機種名に「13」が付けられたと思われる。

 今回の記事は以上で終了するが、今後も西陣が歩んだ羽根モノの軌跡を特集する予定。オールドファンは当時に思いを馳せ、当時を知らないプレイヤーは、時代を彩った数々の名機たちを頭に刻み込んでいただきたい。

パチmax! 編集部

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