役物に磁石を初採用…画期的なゲーム性で「7万台超」の大ヒットを記録した名作【西陣、羽根モノの軌跡―その3】
1981年に『エレックススペースジャガー13』をリリースして以降、積極的に羽根モノを輩出。「風俗営業取締法」が「風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律(風適法)」に改正されたことで遊技機の型式試験業務を専門機関に委託できる制度が新設された1985年には、その専門指定機関「財団法人保安電子通信技術協会(現・保安通信協会)」から適合第1号機として羽根モノ『レッドライオン』を世に送り出した。
2023年3月1日に廃業を発表した、老舗メーカーの西陣。オールドファンの間では同社=羽根モノのイメージが強く、当サイトでも、そんな同社の軌跡を辿っている。
第3回目となる当記事では、1988年からのマシンを紹介する。最後まで読み進めて、ノスタルジーに浸っていただきたい。
磁石を初めて使用したマシン
同年1月、同社は『やすき節P-2』、『タンクP-2』、『チェンジャーマンA』などを発売。変わらずホールを盛り上げ続ける中、とりわけファンの注目を最も集めたのは『スーパーブラザーズ』だった。
どことなく某ヒーローに似たキャラが盤面に描かれた本機は磁石を初めて使用したマシンで、役物内の回転体の一部にある磁石に玉がくっつくと、そのまま上部奥のVゾーンへ導かれる仕組み。この斬新なゲーム性は市場を席巻し、7万台超のセールスを記録した。その後、兄弟機も2タイプ登場した。
6月には、同社としては珍しく羽根が左右にスライドする『大工さんP-3』、9月には大当り中の貯留解除タイミングが継続8回の前後半で変化する『ニュー金棒くん』、役物奥にあるUFOに最大8個の玉を貯留する『スペースドーム』、役物奥に鎮座するカンフーおじさんがV入賞のカギを握る『ザ・拳法』などを製造した。
1989年の1月には役物上部にある桃型の羽根が開いて玉を拾う『桃太郎』、大当り中は上段奥の扉から姿を表す殿様が玉を貯留する『ザ・忍者』を発売。3月には回転盤のVゾーンに玉が入れば大当りへと繋がる『マッハシュート13』、4ラウンド目までは7カウント、以降は5カウント後に下段の回転盤に最高4個の玉を貯留できる『RX-5』をリリースした。
また、8月には今もファンの間で語り継がれる名機を創出。それについては、またの機会に触れるとしよう。
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