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可愛すぎる役物と継続率の高さにファン熱狂、西陣を語る上で欠かせないマシンのひとつに…【西陣、羽根モノの軌跡―その4】

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 1985年に製造した「財団法人保安電子通信技術協会(現・保安通信協会)」適合第1号機『レッドライオン』は、16万台を超える大ヒットを記録。羽根モノのトップメーカーとして多くのファンを楽しませてきた西陣が2023年3月1日、廃業を発表した。

 当サイトでは、そんな同社における羽根モノの軌跡を辿っている。今回はお待ちかね、第3回目の文末で告知した通り、1989年に誕生した名機について解説する。

 まず、1989年は1月に桃型の羽根が開いて玉を拾う『桃太郎』、大当り中は上段奥の扉から姿を表す殿様が玉を貯留する『ザ・忍者』が登場。3月には回転盤のVゾーンに玉が入れば大当りへと結び付く『マッハシュート13』、4ラウンド目までは7カウント、以降は5カウント後に下段の回転盤に最高4個の玉を貯留できる『RX-5』をリリースした。

 5月には冒頭で述べた大ヒットマシンの後継機『レッドライオンα』、フラダンサーの腰に着いた回転盤に空いている2つの穴のどちらかから玉が下段に落ちればV入賞のチャンスを迎える『ハワイアンドリーム』を発売。8月には4ラウンド目まで3カウント、以降は4カウント後…と貯留解除タイミングが変化する『スペースファイアー11』、大当り中はタムタムの中に最大7個の玉を貯留する『アフリカンボーイ』、左右に揺れる屋敷や手裏剣がV入賞までのドキドキ感を演出する『赤兵衛』などを世に送り出した。

愛くるしい役物と、継続率の高さが特徴

 そんな中で、同年に最も存在感を示したのが『魔界組』だ。大当り中は4カウント後から人形の両腕の間に玉を1個貯留できるようになり、8カウント後はその人形が前進してVへと玉を解放する…といった流れなのだが、本機はなにかを模したであろうそのキャラクター役物がとにかく愛らしい上に、継続率も高いことが大きな特徴。全国各地で長きに渡って親しまれ、同社を語る上で欠かせないマシンのひとつといっても過言ではない。

 また、翌年1990年1月にデビューした『パチンコ大賞13』や『おジョーズランド』なども時代を彩ったマシンたちで、前者はドル箱の玉をぶちまける禁断の快感を役物によって味わうことが可能。後者に関しては役物が左右非対称に進化しており、サメに運ばれた玉が右側にある回転盤のVに入れば大当りへと繋がる。

パチmax! 編集部

パチmax! 編集部

パチンコ・パチスロの新台をはじめとした機種情報や、業界・メーカーの最新情報などファンが気になる内容を様々な切り口から発信するニュースサイト。大御所ライターなど著名人のコラムも連載中。

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Twitter:@pachinko_gj

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