合法攻略法で「永久連チャン」も可能!? “保留玉とハズレリーチ”が状態移行のカギを握るパチンコ名機
「攻略法」。何とそそられる響きでしょうか。現代パチンコにおいて攻略法というのは存在しないに等しいですが、止め打ちや捻り打ちなどで一般プレイヤーと差を付けることは可能です。とはいえ、長いスパンでみないと成果としては現れづらく、即効性はありません。
でも昔は何やかんやと実際に通用する攻略法が存在した時代もありました。一般のユーザーまで出回るには時間がかかり、情報が入る頃にはホールが対策済みということが大半でしたが、それでもひと稼ぎくらいはさせてくれることも時にはありました。
その中のひとつが、平和の『ブラボーキングダム』(1992年)です。この年は歴史的名機である三共の『フィーバーパワフルⅢ』が大ヒットした年で、それまでにも保留玉連チャン機であれば多く存在したんです。
「保留玉&ハズレリーチ」が連チャンのカギを握る!?
ところが、この『ブラキン』は保留玉でも数珠つなぎでも連チャンするというハイブリッド連チャン機。『パワフル』ほど華々しくデビューしたわけではなかったのですが、その強烈な連チャンは徐々に噂になっていきました。
その連チャンの仕組みは“保留玉とハズレリーチ”に隠されていました。本機の大当り確率は1/225でしたが、1/25の大当りグループ1つと0/25の当りなしグループ8つの計9グループで構成されていたのです。
グループの移行は保留玉が3個以上点灯している状態での外れリーチ時。したがって一旦大当りグループを引き当ててしまえば、3個目の保留玉を点灯させないように打てば永久に大当りグループに滞在させることが可能だったのです。
ただし、出目で滞在グループを判断するのは不可能だったため、最初の現金投資で苦労することもあり、まずは数十回転させて大当りグループを探す必要がありましたが、一度大当りさえ引ければ後は楽勝。気を付けて打てば10連チャンくらいはスグでしたから。
攻略法を駆使して「初の10万勝ち」!しかしその後は…
攻略法の存在を知ったのはもちろん、愛読書である『パチンコ必勝ガイド』(現ガイドワークス)。本で勉強して早速ホールに出向いて実践すると、幸先よく当りグループを引き当てましてね。出玉が2200個くらいだったのですが、20連くらいさせて4万発以上流したのを覚えています。
当時地域では40個交換が主流でしたが、それでも10万円オーバー。初の10万勝ちに興奮を隠せなかったですよ。現在と違い、この時代のパチンコで4万発という大量出玉は簡単なものではなかったですしね。
しかし、翌日に事態は一転。保留玉を点灯させないようにちょこちょこ止め打ちしていると露骨に注意されたんです。店員のチェックは厳しく仕方なく店を変えるも、やはり他店も同様。結局私のブラキン天国モードは1日天下でしたが、不満はなかったですね。
それよりも本当に自分の手で攻略できたという、興奮と喜びの方がはるかに大きかったからです。単に銭金が欲しいだけの攻略プロ集団ではなく、単にパチンコが大好きな若者でしたからね。
でもこれがパチ業界だけの騒ぎでは終わらなかったんですよ。何かは忘れましたが、珍しく一般の週刊誌なんかにも載っちゃいましてね。社会問題までとはいいませんが、なかなかの大騒ぎになったと記憶しています。
というわけで、本当に夢のような1日だった「私だけのブラキン狂騒曲」。またいつかどこかのレトロゲーセンで見かけることがあれば、是非チャレンジしたいと思います。
※攻略法には他にも諸々条件があるのですが、今回は省略しています。
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