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今年の「パチンコ入替王」は誰の手に!島上の格闘技『iスポーツ』競技大会をリポート‼(前編)

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スカイツリー近くの大会会場

島上の格闘技『iスポーツ』競技大会をリポート‼

 今回の話題は、パチンコ機種の紹介や稼動リポートからかなり離れた内容です。それは、筆者が以前から関わっている『iスポーツ』についてです。それって何のことと思われる方も多いと思います。簡単に言えば、パチンコ店で行なわれる入替作業をスポーツ化したものです。先日実質的に第3回目の大会が開催されましたので、今回はこちらをリポートいたします。

『iスポーツ』とは、パチンコやスロット台の脱着スピードと傾斜の精度を競う、別名【島上の格闘技】と呼ばれるスポーツです。パチンコ店では、その営業がある限りパチンコ台やスロット台の入替作業が発生します。その目立たない裏方作業にスポットライトを当て、入替業務の知識や技術レベルの向上と効率化を目的として競技化することに至りました。

 筆者は約3年前からこちらに関わることとなり、数ヶ月前から「一般社団法人 日本iスポーツ機構」の監事を拝命することになりました。毎月同理事会を開催し、毎回真面目にこの「iスポーツ」についてどうやったら面白くなるのかを協議しています。

 前回はちょうど1年前に、東京渋谷のライブ会場で開催しました。今回の第3回大会は東京錦糸町、東京スカイツリー近くのスポーツ施設で開催しました。こぼれ話として、前回大会では部材などをエレベーターで運べず、会場の6階まで全部階段で運んだ苦い思い出がありました。また大会賞金の総額が200万円で、1位が100万円と破格な金額でした。

 そこで1年かけて、同理事会で色々と議論を重ねていきました。今大会では参加者をパチンコ店の関係者のみとし、優勝賞金を77万7千円、第2位には7万円、さらに参加者全員の中から選ぶ「ベストパフォーマンス賞」としてお米100kg進呈というものになったのです。

 そしてこの大会には、多くの協賛とパチンコ店の参加者が一番重要でした。私も微力ながら、あるパチンコ店関係者の参加をお願いしたところ、快く引き受けていただけたのです。その参加者とは誰でしょうか? それはあらためて紹介いたします。

熱戦を制したのは「アノ法人様」

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大会前日の会場設営

 前日から会場設営が可能でしたので、それもお手伝いしてきました。競技で使用する島を一から作り、椅子を並べたりなどの準備を行ないました。昨年は当日朝から準備をしましたが、実はギリギリでの対応だったのです。

 同大会の流れですが、午前中は16組対戦の予選が中心。午後からは本戦となるため開会式を行ない、16時頃に決勝戦という感じです。ただし当日2名が欠席となったため、1回戦最終試合を敗者復活戦として、1回戦敗者のタイム1位と2位で行ないました。

 出場された某パチンコ店の店員さんは、大会前に何回もその練習をして最速のタイムを叩き出していたそうです。しかし、今回は対戦相手もいて、その試合を観戦するギャラリーもいます。そのため緊張してしまったそうで…その影響もあって、普段はスムーズにできる動作も手先が震えてしまい、タイムや傾斜による加点で満足のいく流れにならなかったそうです。

 確かに緊張によるものもありますが、実は使用するパチンコ機も若干変更をしていました。同じ機種ばかりでは、本体から木枠を外す行為や電源の場所も覚えてしまう可能性もあるからです。特に傾斜を決めて、パチンコ機本体を設置する際には焦ってしまってうまく設置できない選手を多数目撃しました。

 また対戦した2選手とも、僅差のタイムになることもよくありました。その場合、設置した傾斜の誤差や整理整頓できたかどうかなどのルールで加点し、タイムが速くてもその加点で逆転することもあります。そのシーンでは、選手のみならずに会場にいらっしゃった観客の皆さんも一喜一憂されていました。

 そんな同大会も時間が押すことも無く順調に進行していき、いよいよ決勝戦となりました。今回の決勝戦では、Dステーション様とピーアーク様の選手が勝ち上がりました。どちらの法人様も、ともに6名の選手を揃えての出場。試合タイムは4秒差の互角勝負となり、最終的には傾斜などの加点によるものとなり、最終審査を待ちました。

 結果は何と加点数が同じだったため、4秒速く設置したDステーション様が優勝しました。今回Dステーション様は、本社幹部の方々もいらっしゃるほどの熱の入れようでした。その影響もあってか、準決勝も同じDステーション対決になってしまうほど。それだけ、優勝を目指して日々練習をしてきたということなのでしょう。

次回は“あの方”の激闘を紹介します

 大会も無事に終わり、筆者を存じ上げている方々もいらっしゃっていました。その皆さんが口を揃えておっしゃっていたのは、「実際に会場で観戦して、iスポーツが白熱した試合だった」とか、「観戦してみて、その凄さがよくわかった。とても興奮した!」といった感想をいただきました。運営側としては、何よりも事故無く終えたことが良かったですね。

 そんな「iスポーツ日本シリーズ」でしたが、来年も同じくらいの時期(11月から12月辺り)の開催を予定しています。参加者は、今回のようにパチンコ店関係者だけにするのかどうかは未定です。さらにはそのスピンオフ企画として、学生を対象にした大会企画も考えています。

 いずれにしても、くだらないことかもしれませんが、何かしらパチンコ関連の面白い企画としてのきっかけになったら良いと思います。

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次回予告! こちらは誰でしょうか?

 ちなみに次回は、今回触れなかったこの大会の出場選手を中心にリポートします。特に、こちらの記事でも度々登場している“あの方”しかいませんよね? どうぞお楽しみに!

四本コーヒー店

四本コーヒー店

パチンコ好きが高じて異業種から転職し、長年パチンコ店の一般正社員としてホール現場を見てきた。単にパチンコを打つだけでなく、新規グランドオープンなどの市場調査やレトロ台探訪、のめり込み防止のための依存症考察など様々な遊技関連を日夜追っかけている変態パチンカー。そのため、大御所ライターや遊技機メーカーや周辺機器の幹部、他ホール法人の幹部などとの交流がある。ちなみに「四本」の読み仮名は(よんほん)ではなく(よつもと)である。

Twitter:@4444coffee

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