【パチンコ新台実戦】持ち前の連チャン力で「1時間73連」報告も！ 92％継続×1G連システムが魅力のシリーズ最新作をジャッジ！

　ホットな新台をユーザーの感想を交えつつ掘り下げていくこのコーナー、【激アツ新台実戦JUDGEMENT】。今回のピックアップマシンは、シリーズの途中で確立したゲーム性が人気を加速させた、絶対的知名度を誇るアニメのタイアップ機最新作『P CYBORG009 RULE OF SACRIFICE』（以下009 ROS）だ。

時短突破型高ループタイプの代表格

　昭和アニメ不朽の名作をパチンコ化した『サイボーグ009』。登場してしばらくは次回ループの一般的なゲーム性でシリーズ展開していたが、第4弾となる『009 RE:CYBORG』から採用した時短突破型の高ループタイプに一新。するとさらに評価が高まり、ファンから多くの支持を集めた。

　24年1月初頭に導入されたシリーズ最新版『009 ROS』も、もちろん突破型のゲーム性を踏襲している。1/319.68の確率で引き当てた大当りはそのほとんどが100回転の電サポモード「HREO/HEROINE MODE」に移行し、引き戻しに成功するとRUSHに突入。

「HREO/HEROINE MODE」は多く時短100回と表記され、通常の大当り確率である1/319.68を100回転で引き当てる、つまり25～26％くらいの突破率をイメージするかもしれない。

　しかし、本機の「時短100回」は普通図柄による抽選で、「HREO/HEROINE MODE」中は実質の大当り確率が1/99.9となっており、引き戻し率は63.4％とかなり高めの数値になっている。

　最近は直撃の振り分けをある程度（3割くらい？）保持したうえで20～30％の突破率となる時短救済モードを搭載した機種もあり、好みなどによってどちらの仕様が良いかは意見が分かれるところ。

　実際本機でも「100分の1引けねー」「みんなよく突破できるな」といった嘆き節がある一方で、「しょっちゅう通常引く身からしたら割り切った時短のほうが助かる」「初当り全部RUSH入れた」など突破率の高さに恩恵を受けた声もある。

連チャンシステムは「3つの状態」で管理

　肝心のRUSHは継続率が約92％となっているが、内部的には3つの状態が存在する。メインとなる「加速RUSH」は従来型のシステムで40回の時短中に1/17.87の大当りを引けるかどうかの勝負になる。継続率は90.0％だ。

　残りの2つは実質次回大当りが濃厚となるモードだ。「OVER DRIVE」は「加速RUSH」と同じ大当り確率だが時短が1000回付与される状態で、「加速RUSH」終了後に移行する。

　一方の「V-DRIVE」は1G連を味わえる即連ゾーン。時短1回転で大当り確率も1/1の最強モードだ。ラウンド中などに「V-DRIVE」発生の告知がなされるので、上乗せ的な感覚も味わえる。

　出玉は2ラウンド約300発がメイン（RUSH時大当りの約50％）だが、持ち前の連チャン力で「39連20000発超え」「50連オーバー」「73連して1時間で差玉約40000発出た」などの出玉報告を確認できた。

　またパチンコ演出の一大トレンドとなっている「先バレ」についても賛否両論、侃々諤々の議論が展開していて興味深い。

　このように、打てばスペック・ゲーム性・演出など多方面にわたっていろいろ感じ取れるマシンなので、このクラスの機種にしては設置が少ない印象だが、一度は触ってあーだこーだと声をあげるという楽しき方もできそうだ。